
さて、いよいよ明日は宇宙戦艦ヤマト2202第二章の最速先行上映日ですね(^_^)
私は地方人の故、とても東京には駆けつけられませんが、幸運と努力の結果、鑑賞の機会を得られた皆様には、是非とも楽しんできていただきたいものです(私自身は日曜日に岡山で観ます!!)。
と、それだけではあまりに味気ないので、久しぶりに一文書いてみることにしました。
少し前から気になっていたアンドロメダ級の艦種類別名――前衛武装宇宙艦――についてです。
一度聞いたら忘れないカッコいい名称なんですが、なぜ慣れ親しんだ『宇宙戦艦』じゃないの?ってことが情報公開以来、微妙に気になっていました(ちなみに『AAA』は『Advanced Ability Armament』の略との事です)。
最初は、ヤマトを含む既存艦艇とは一線を画した新世代の超大型戦闘艦(地球視点)に、既存のカテゴライズは相応しくないとして、艦種類別まで新しいものが用意されたのかとシンプルに考えました。
この考えは今でも、それほど的外れではないと思っていますが、同時に、新たに用意された艦種類別名にも、もう少し意味が込められているんじゃないかとも思っています。
『Advanced Ability』は『高度な能力』と直訳できる訳ですが、同時にAdvanceという単語は『Advance―Guard』とすることで、より直截的な意味での前衛――敵に対する最前線に位置し、後衛部隊を防衛し先導する――という意味にも転じます。
2202アンドロメダ級の『前衛』には、そのどちらの意味も込められているんじゃないかと邪推しました。
ちなみに、先日発売された1/1000アンドロメダの説明書には以下のような解説文が記されています。
『同艦隊構想(波動砲艦隊構想)の主軸はガ軍ガイデロール級戦艦を元に設計された〈クラスD〉と称される新造戦艦であり、アンドロメダ級はその特別仕様ともいえる超大型艦として建造された』
この文章で着目したいのは『波動砲艦隊構想の主軸はクラスD』という部分です。
既にクラスD(ドレッドノート級主力戦艦)が全長250メートルサイズの比較的小型の戦艦であり、拡散型か集中型か、はたまたハイブリッド型かは不明ながら波動砲を搭載していることも明らかになっており、アンドロメダ級よりも遥かに生産性が高そうなこの艦こそが主力という構想は、極めて健全に思えます。
言い換えれば、一隻のアンドロメダ級よりも複数のドレッドノート級の方がコストパフォーマンスが高いということです。
これは決して、複数のドレッドノートでアンドロメダが倒せるということを意味しているのではなく(もちろんその可能性も絶無ではありませんが)、その方が『費用対効果的に役に立つ』ということですので念のため。
今のところ、波動砲艦隊構想の具体的な戦術ドクトリンは明らかになっていないので、想像に頼るしかありませんが、もしこの構想が数百・数千隻規模での大規模艦隊戦闘における波動砲の集中使用を想定しているのなら、そうした戦場において『さらば』や『2』のような波動砲発射隊形を目撃することができるでしょう。
当然、その艦列の中で主力を為すのがD級になると思いますが、その艦サイズ故に、最も無防備となる波動砲発射準備中の防御力には多少不安を覚えます。
アンドロメダ級の『前衛』としての能力はこの時、最大限に発揮されるんじゃないかと思ったわけです――つまり『壁』として。
その巨大で良くも悪くも目立つ艦容は、敵の注意と砲火を引き付けるだけでなく、敵艦隊の進路と戦術運動を限定する(波動砲の照準から敵を逃がさない)為の『餌』としても最適です。
アンドロメダ級が自らに敵の砲火を集め、ヤマト以上に強化された波動防壁を含む防御力で耐久している間に、波動砲発射態勢を整えた艦隊主力が波動砲を一斉射すれば、最小の損害で敵の大艦隊を丸ごと殲滅することも夢ではない気がします。
もちろん、波動砲の集中投入による『宇宙が引き裂かれる』問題や、本来は最も安全を図らなければならない艦隊旗艦(と指揮官)に最も危険な囮の役割を担わせる妥当性、じゃ『空母型』はどうなの?とか、現時点で既にあちこちから水が漏れ出している穴だらけの妄想ですが、第二章公開直前の期待故、勢いで書いてしまいましたw
劇中におけるアンドロメダ級、ドレッドノート級それぞれの活躍も期待大ですが、パンフレットや第二章公開当日に発売される1/1000ドレッドノート級の説明書での解説もとても楽しみです!!(^o^)
あ、そういえばアンドロメダ級二番艦『アルデバラン』の予約がamazonなどで開始されましたね(^_^)






