本当にどうするんでしょうね、あのべらぼうな数w
もし真田さんの言う通り、ガトランティス人に修理/復旧という概念そのものがない場合、最悪ずっとあのままという事態も考えられます(^^;)
ある程度は11番惑星の重力に引かれて地上に落下すると思いますが(それはそれで星は酷いことになりそうですが)、それで全部片付くとは思えませんし。
ヤマトから処理を押し付けられた格好になる地球の軍上層部も頭が痛いでしょう。
仮にずっとあのままだったとしても、人道上、乗員(しかも処置を誤ると人間爆弾化する)をどうするかという問題がありますし、万が一、独自に機能復旧を成功させる艦が出た場合、カラクルム級は一隻でも重大な脅威になるのは第一話で証明済みです。
もちろん、可能性としては古代に勧告されたように大人しく撤退してくれる可能性や、ガトランティス軍本体から救援部隊がやってくる可能性も考えられますが、どちらもガトランティス人のメンタリティー的には起こりえないような気がします。
艦隊のガトランティス人乗員単独では機能復旧ができない場合、地球側の採り得るアクションは大きく分けて以下の三つでしょうか。
①放っておく
②殲滅する
③利用する
まず①ですが、常に地球はカラクルム級が独自復旧する不安に苛まれることになるので、あまり現実的とは言えない気がします。
ただ、地球の持つ軍事力や科学技術力では物理的に②も③も選択できない場合は、処置無しとしてしぶしぶ選択される可能性は残ります(その場合は厳重な監視付きで、動き出しそうな艦があったら問答無用で吹き飛ばすという対応になりそうですが)。
実際問題として、最も試みられる可能性が高いのはやはり②と思います。
もちろん、そんなことをしたら、古代はまた激怒りするでしょうけど、カラクルム級の現実的な脅威度を考えれば、それも仕方がないと思います。
繰り返しますが、たった一隻のカラクルム級に首都を直撃される寸前までいったのは、つい先日のことです。
ただ、問題はどうやって破壊するかですよね。
確かに地球にはこの時点で最低でも19隻の波動砲搭載戦艦がありますので、これをつるべ撃ちすれば――うーん、それもやっぱり追いつかないかな?(^^;)
ちょっと計算してみましょう。
第一話でカラクルム級は拡散波動砲ビームの直撃を受けなかったようですので辛うじて生き残りましたが、さすがにビームが直撃したら撃沈できるでしょう・・・・・・てか、できなかったら完全にお手上げですw
漂っているカラクルム級は密集していますから、仮に1発の拡散波動砲で100隻のカラクルム級を撃沈できたとして、19隻の一斉発射で1,900隻。
2,500,000(250万)÷1,900=1,300回以上――うーん、大甘に見て一発でその10倍(1,000隻)が沈められたとしても、それでも130回以上の一斉発射ですから、とても現実的な発射回数とは思えないです(^^;)
また、それだけ波動砲の発射を重ねれば、2199で提示された『宇宙が引き裂かれる』という問題が発現してしまう恐怖もありますね。
これならばまだ、ガミラスの人工太陽を復旧して波動機関を暴走、超新星爆発させるほうが、まだしも現実的かもしれません。
もちろん、その場合は直近にある第11番惑星も吹き飛びますから、爆発の余波やその後の太陽系内諸惑星の軌道バランスを取るのは難事でしょうけど・・・・・・。
では、最後に③ですが、これに成功した場合、多数の鹵獲艦を手に入れることで不足しがちな艦艇建造用資源の獲得や、より直接的に戦力強化に繋げられる可能性もあります。
でも、これもやはり地球単独では難しいでしょう。
250万のカラクルム級に各10名が乗り込んでいたとしても、捕虜の数は2500万人にも達してしまいます(各100名なら2億5千万人!!)。
この2500万人に無害化(人間爆弾の解除)を行って、どこかに収容するなんて短期間にはとても行えません。
ただ、既に長期に渡ってガトランティスと交戦しているガミラスであれば、こうした状況(大量の捕虜、鹵獲艦を得る)に対応するノウハウや装備を持っている可能性もありますね。
大量の捕虜を収容していたレプタポーダみたいな例もありますし。
ガミラスが地球に利権(時間断層)を持っている以上、ガミラス側から地球へそうした装備が供与される可能性もありえると思います。
・・・・・・そんなこんなで色々思い付きを書いてみましたが、正直なところどれもピンときませんよね。
そりゃそうです、250万なんて数字、普通に処理するには膨大過ぎてガミラスから魔法じみたアイテムを供与してもらうか、ミン〇イ・アタックでもなければ、それこそどうしようもないというのが本心ですね(^^;)
一番簡単なのは白色彗星がやってきて、全部呑み込んじゃうことかなぁ。
実はもう一つ、穴だらけな上にキテレツな思いつきがあります。
カラクルム級が独自では復旧できず、そのままの状態が維持されるなら――ガミラスの人工太陽とセットで、『レギオネル・カノーネ』として再建しちゃうのです。
人道的なのは、ガトランティス人捕虜を全て収容した後、艦を無人化改造して使用することでしょうけど、前述の通り物理的にそれは難しいでしょう。
となれば、非道ではありますがガトランティス乗員を乗せたまま利用するしかありません。
当然、艦のコントロールは内側からは行えませんので外側から行います――マグネトロンウェーブで。
ヤマトが行ったようにプローブはバラ撒き式に打ち込み可能とはいえ、250万隻ともなれば大変ですが、それでも沈めることに比べれば圧倒的に楽でしょう。
問題があるとすれば、カラクルム級が機関停止の状態でも艦の頑丈さだけで“砲身”として機能できるかどうかと、ガトランティス人乗員を見捨てるという人道・倫理上の問題でしょうね。
ただ、後者については、白色彗星本体の実態と脅威が明らかになれば、政治的判断として無視される可能性があると思います。
もちろん、その目的は『太陽系に接近してくる白色彗星を大遠距離から狙撃する』ことです。
いやまぁ命中は至難でしょうけど、そこはともかく派手さ重視でw
分らないのは、レギオネル・カノーネの威力が波動砲と比べてどの程度大きいかですが、あれだけの大仕掛けなので、波動砲艦10隻や20隻では追いつかない大威力と勝手に想像しましたw
しかもこっちは、宇宙を引き裂く問題がありませんしね。
また、250万という数に加えて質量でも小惑星とは比較にならないくらいに大きいカラクルム級をコントロールするマグネトロンウェーブシステムともなると、その作動と維持にも膨大なエネルギーが必要と思いますが、そこはガミラスの人工太陽の動力が波動機関ということなので、こちらが利用できそうです(でも、波動機関を暴走させて超新星爆発を起こしたら、マグネトロンウェーブもコントロールを喪っちゃいますね、これは困ったw)。
まぁ色々と言いましたが、せっかく登場させた250万隻です。
このままフェードアウトとか有耶無耶にせず、ドデカいスケールで何か一花咲かせてもらいたいと思います(^o^)
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