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小説版 宇宙戦艦ヤマト2202 第二巻の予約が再開されました。

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小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
しばらくアクセスできなかった小説版『宇宙戦艦ヤマト2202』第二巻の予約ページが繋がるようになりました♪
よく見ると、当初は11月の予定だった発売が12月26日に変更になってますね。
遅れるのは残念ではありますが、あれだけの質と量を維持するには、それも仕方がないと納得できますので、大人しくお待ちしたいと思います(^o^)

先日、作者の皆川さんと挿絵イラストを担当されているむらかわみちおさんが登壇されたヤマトークが行われたそうですが、その場にて、しばらく更新が止まっていたコミック版2199の再開が告知されましたそうです♪
諸々、大人の事情があったんだと思いますが、まずは再開が決定して良かったです。
とはいえ、まずは2202の進展を第一に――という事でもあるようなので、実際の再開にはもう少し時間がかかりそうですが、こちらも大人しくお待ちしたいと思いますw

そして更に、全く予想もしていませんでしたが、ヤマトクルーでイスカンダル王国恒星間連絡宇宙船『シェヘラザード』のノンスケール・ガレージキットの発売が決定し、既に予約も開始されています(^o^)
シェヘラザードと言えば、設定資料集で当初392メートルと説明されましたが、その後219メートルに訂正された経緯がありました。
今回予約されたキット全長は16.5センチということで、1/1000というには少し小ぶりですが、個人的にはこれくらいのサイズで十分な気がしていまね(^o^)

小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (1)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
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250万隻の後始末(宇宙戦艦ヤマト2202)

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本当にどうするんでしょうね、あのべらぼうな数w
もし真田さんの言う通り、ガトランティス人に修理/復旧という概念そのものがない場合、最悪ずっとあのままという事態も考えられます(^^;)
ある程度は11番惑星の重力に引かれて地上に落下すると思いますが(それはそれで星は酷いことになりそうですが)、それで全部片付くとは思えませんし。

ヤマトから処理を押し付けられた格好になる地球の軍上層部も頭が痛いでしょう。
仮にずっとあのままだったとしても、人道上、乗員(しかも処置を誤ると人間爆弾化する)をどうするかという問題がありますし、万が一、独自に機能復旧を成功させる艦が出た場合、カラクルム級は一隻でも重大な脅威になるのは第一話で証明済みです。
もちろん、可能性としては古代に勧告されたように大人しく撤退してくれる可能性や、ガトランティス軍本体から救援部隊がやってくる可能性も考えられますが、どちらもガトランティス人のメンタリティー的には起こりえないような気がします。

艦隊のガトランティス人乗員単独では機能復旧ができない場合、地球側の採り得るアクションは大きく分けて以下の三つでしょうか。

 ①放っておく
 ②殲滅する
 ③利用する

まず①ですが、常に地球はカラクルム級が独自復旧する不安に苛まれることになるので、あまり現実的とは言えない気がします。
ただ、地球の持つ軍事力や科学技術力では物理的に②も③も選択できない場合は、処置無しとしてしぶしぶ選択される可能性は残ります(その場合は厳重な監視付きで、動き出しそうな艦があったら問答無用で吹き飛ばすという対応になりそうですが)。

実際問題として、最も試みられる可能性が高いのはやはり②と思います。
もちろん、そんなことをしたら、古代はまた激怒りするでしょうけど、カラクルム級の現実的な脅威度を考えれば、それも仕方がないと思います。
繰り返しますが、たった一隻のカラクルム級に首都を直撃される寸前までいったのは、つい先日のことです。
ただ、問題はどうやって破壊するかですよね。
確かに地球にはこの時点で最低でも19隻の波動砲搭載戦艦がありますので、これをつるべ撃ちすれば――うーん、それもやっぱり追いつかないかな?(^^;)
ちょっと計算してみましょう。

第一話でカラクルム級は拡散波動砲ビームの直撃を受けなかったようですので辛うじて生き残りましたが、さすがにビームが直撃したら撃沈できるでしょう・・・・・・てか、できなかったら完全にお手上げですw
漂っているカラクルム級は密集していますから、仮に1発の拡散波動砲で100隻のカラクルム級を撃沈できたとして、19隻の一斉発射で1,900隻。
2,500,000(250万)÷1,900=1,300回以上――うーん、大甘に見て一発でその10倍(1,000隻)が沈められたとしても、それでも130回以上の一斉発射ですから、とても現実的な発射回数とは思えないです(^^;)
また、それだけ波動砲の発射を重ねれば、2199で提示された『宇宙が引き裂かれる』という問題が発現してしまう恐怖もありますね。
これならばまだ、ガミラスの人工太陽を復旧して波動機関を暴走、超新星爆発させるほうが、まだしも現実的かもしれません。
もちろん、その場合は直近にある第11番惑星も吹き飛びますから、爆発の余波やその後の太陽系内諸惑星の軌道バランスを取るのは難事でしょうけど・・・・・・。

では、最後に③ですが、これに成功した場合、多数の鹵獲艦を手に入れることで不足しがちな艦艇建造用資源の獲得や、より直接的に戦力強化に繋げられる可能性もあります。
でも、これもやはり地球単独では難しいでしょう。
250万のカラクルム級に各10名が乗り込んでいたとしても、捕虜の数は2500万人にも達してしまいます(各100名なら2億5千万人!!)。
この2500万人に無害化(人間爆弾の解除)を行って、どこかに収容するなんて短期間にはとても行えません。

ただ、既に長期に渡ってガトランティスと交戦しているガミラスであれば、こうした状況(大量の捕虜、鹵獲艦を得る)に対応するノウハウや装備を持っている可能性もありますね。
大量の捕虜を収容していたレプタポーダみたいな例もありますし。
ガミラスが地球に利権(時間断層)を持っている以上、ガミラス側から地球へそうした装備が供与される可能性もありえると思います。

・・・・・・そんなこんなで色々思い付きを書いてみましたが、正直なところどれもピンときませんよね。
そりゃそうです、250万なんて数字、普通に処理するには膨大過ぎてガミラスから魔法じみたアイテムを供与してもらうか、ミン〇イ・アタックでもなければ、それこそどうしようもないというのが本心ですね(^^;)
一番簡単なのは白色彗星がやってきて、全部呑み込んじゃうことかなぁ。

実はもう一つ、穴だらけな上にキテレツな思いつきがあります。
カラクルム級が独自では復旧できず、そのままの状態が維持されるなら――ガミラスの人工太陽とセットで、『レギオネル・カノーネ』として再建しちゃうのです。
人道的なのは、ガトランティス人捕虜を全て収容した後、艦を無人化改造して使用することでしょうけど、前述の通り物理的にそれは難しいでしょう。
となれば、非道ではありますがガトランティス乗員を乗せたまま利用するしかありません。
当然、艦のコントロールは内側からは行えませんので外側から行います――マグネトロンウェーブで。
ヤマトが行ったようにプローブはバラ撒き式に打ち込み可能とはいえ、250万隻ともなれば大変ですが、それでも沈めることに比べれば圧倒的に楽でしょう。
問題があるとすれば、カラクルム級が機関停止の状態でも艦の頑丈さだけで“砲身”として機能できるかどうかと、ガトランティス人乗員を見捨てるという人道・倫理上の問題でしょうね。
ただ、後者については、白色彗星本体の実態と脅威が明らかになれば、政治的判断として無視される可能性があると思います。
もちろん、その目的は『太陽系に接近してくる白色彗星を大遠距離から狙撃する』ことです。
いやまぁ命中は至難でしょうけど、そこはともかく派手さ重視でw

分らないのは、レギオネル・カノーネの威力が波動砲と比べてどの程度大きいかですが、あれだけの大仕掛けなので、波動砲艦10隻や20隻では追いつかない大威力と勝手に想像しましたw
しかもこっちは、宇宙を引き裂く問題がありませんしね。
また、250万という数に加えて質量でも小惑星とは比較にならないくらいに大きいカラクルム級をコントロールするマグネトロンウェーブシステムともなると、その作動と維持にも膨大なエネルギーが必要と思いますが、そこはガミラスの人工太陽の動力が波動機関ということなので、こちらが利用できそうです(でも、波動機関を暴走させて超新星爆発を起こしたら、マグネトロンウェーブもコントロールを喪っちゃいますね、これは困ったw)。

まぁ色々と言いましたが、せっかく登場させた250万隻です。
このままフェードアウトとか有耶無耶にせず、ドデカいスケールで何か一花咲かせてもらいたいと思います(^o^)

小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (1)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
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ガトランティス人はどこから来て、どこへ向かうのか?(宇宙戦艦ヤマト2202)

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さて、三週間に渡った第三章の劇場公開もいよいよ明日までということで、未見の方は是非この機会に大画面・大音量が楽しめる劇場でご覧くださいませ(^o^)
かく言うウチのブログは劇場公開が終わっても、まだまだ三章のネタで行きますw

今日はガトランティス人について思ったところをつらつらと書いていますが、いつもに増して憶測や想像に基づいてますので、そうした雑音で変な予断を持ちたくないという方は、どうぞお引き返し下さいませm(__)m

さてさて、第三章ではガトランティス人の正体の一端がレドラウズ教授を傀儡にしたズォーダーの口から語られました。
語られた内容を整理すると、概ね以下のような感じでしょうか。

 1)ガトランティス人は、とある文明により造られた人工的な『種』である。
 2)彼らが造られた目的は戦いの為(戦闘用)である。
 3)その姿は人(彼らを造った文明人)に似せられている。
 4)彼らを造った文明人は既に絶滅している。
 5)ガトランティス人は生殖能力を持たない。

また、ズォーダーが語ったもの以外にも、以下のワードが登場していました。

 ・純粋体:純粋体のコピーがヤマトに潜入している
 ・幼生体:“先代”のゴーランドは幼生体の育成に熱心なあまり粛清された模様
 ・蘇生体:死体から蘇生され、傀儡のようにズォーダーがコントロール可能

上の5)項と合せると、ガトランティス人はコピー(クローニング)されたり、蘇生された人々が大半を占めているように思えます。
また、コピーされた人々も老化するのか『代替わり』が行われ、ゴーランドのように名のある上級幹部の場合、名前や自らの艦隊(役職)を後代に引き渡す習慣まであります。
ゴーランドの幼生体である『ノル』の姿を見る限り、コピーによって生まれた(製造された)ガトランティス人は若年状態で生まれてくるようです。
肉体はコピーできても記憶や経験、技量などの後天的要素まではコピーできず、その教育期間が必要なのでしょうね。
ちょっと飛躍した想像ですが、とにかく多数が必要でも教育の必要性は低い雑兵は成人状態の促成栽培、十分な教育が必要な上級者のコピーは少年や幼児、乳児の状態で造られるのかなぁーと思ったり。

では、純粋体とは?
言葉からすると、コピーされた存在ではない――つまりはオリジナル的存在と感じます。
ゴーランドやザバイバルのような上級幹部ですらコピーで代替わりしているガトランティスにおいては、よほど希少な存在なのでしょうか。
ガイレーンの『純粋体のコピーがヤマトに潜入している』という台詞は、素直にイメージすれば『サーベラーのコピーである桂木透子がヤマトに潜入している』と取れますので(あまりにあからさまなのでミスリードの可能性もありますが)、三段論法的に言えば、サーベラーは純粋体という事になります。
では、ズォーダーが『サーベラー、また繰り返すのか・・・・・・』と独りごちた時にフラッシュバックした母子の姿は――。
もし母子のどちらかがサーベラー本人だったとすると、ガトランティス人であれ、純粋体は子供を産んだり生まれたりしていたのでは――?
もしそうなら、ガトランティス人も創造された当初から生殖能力が無かった訳ではないんじゃないかとも思えてきます。

少し話は飛びますが、アケーリアス遺跡でのズォーダーと古代の会話(?)において、気になる点が二つありました。一つは

ズォーダー『戦いの為に造られた人の似姿。もっとも、我らを創造した文明は既に無い。ガトランティスと我らを呼び、蔑んだ者たちは一人残らず死に絶えた』
古代「滅ぼしたのか?」
ズォーダー『(答えない)』

という部分で、もう一つが「お前たちとテレサに何の関係があるというんだ!?」と古代が叫んだ時のズォーダーの表情ですね。
この二つの部分を掛け合わせると――ガトランティス人を造り出したのはテレザート人に思えてきます。
文明の頂点を極めたと言われたテレザート人なら、戦闘用疑似人類を造り出すことくらい造作もないでしょうし。
そしてテレザート人が現世の肉体を捨て去り『テレサ』という集合知へ昇華した際、ガトランティス人はそのまま捨て置かれたのかもしれません。
蔑まれるべき存在として創造主と同じ高みへいざなわれる事もなく、(最悪の想像ですが)短期間で絶滅させる為に生殖能力まで奪われたのだとしたら――。

また、遺跡を前にした教授が自らの意思かズォーダーの意思かは不明ながら、こう叫びます。

『アケーリアス――人間たるもの、全ての源。古代アケーリアス人――彼らはなぜ己の似姿を星々に広めた?滅びに瀕した自らの後継者を育てる為か?もしそうなら、なぜ人の形に拘ったのだ?それは、滅びに至った自らと同じ形だと言うのに』

もしこれがズォーダーが叫ばせたものならば、嘆き以外の何物でもない気がしてきます。
同じく高度な文明によって生み出され、姿かたちもその高度文明人の似姿ながら、アケーリアス人によって生み出された地球人やガミラス人たちと、テレザート人によって造り出されたガトランティス人では、境遇や創られた目的、創造主からの“祝福”度合いが違いすぎます。

あるいは、ガトランティスを率いるズォーダーが『愛』に対して極めて屈折した想いを抱いているのも、テレサの恩寵を追い求めるのも、そこらに理由があるのかもしれませんね。

ただ、今の想像はバレルが語ったテレザートとテレサの伝説から想像したもので、そもそもその伝説が正しく事実を伝えているのかという疑問もあります。
バレルが嘘を言っているという事ではなく、伝説が意図的に作られたものであったり、伝承の過程で願望などが混じり合って事実が捻じ曲げられるなんて事例は、この世にいくらでもありますから。
思えば、テレザート人が能動的に集合知化してテレサになったという部分は、オリジナル版の『2』とは大きく状況が異なります。
『2』のテレサはテレザート人同士の際限のない戦争(内戦?)に絶望して、テレザート人を文明ごと滅ぼしてしまいました。
『2』の展開を部分的に取り入れるなら、戦乱(内乱)で滅びかけたテレザート人を救済、あるいは戦乱そのものを終わらせるために(極度に文明が発達したテレザート人が争うだけで、そのコラテラルダメージは宇宙規模でしょうし)、テレサが全てのテレザート人の精神意識を強制的に吸い上げて集合知化してしまった――というのが伝説の正体であっても良いように思えます。
この場合、テレサという人物(人為的に造られた精神兵器的存在とかか?)が元々存在したことになりますが、ズォーダーが『死に絶えた』と評した状況に対する合致の度合いは高くなります。
また、精神を吸い上げられた(肉体的には死に絶えた)のはテレザート人のみであり、戦争の道具としてその配下にあったガトランティス人はそのまま放置されたのだとしたら、ガトランティス人はこう考えるかもしれません。

 テレザート人は(誤った)愛を持つが故にテレサによって滅ぼされた(救済された)。
 ガトランティス人は愛を持たないが故にテレサから生存を許された。
 それこそがテレサの偉大なる愛(本物の愛)である。
 テレサの恩寵を受けたガトランティス人のみがこの宇宙で本物の愛を知る存在であり
 誤った愛を持つ人々を救済(殲滅)しなければならない。

なんて。
それに、この場合はガトランティス人もテレサも、テレザート人によって創り出された兵器というポジションになるので――。

うーむ、いつもに増して根拠のない戯言をダラダラと書き過ぎてしまったので、今日はこんなところで。

そういえば、2202版の1/1000ヤマトですが(正式名称は『第一次改装型』)、Amazonで6千円近い税込み価格が4,064円にまで値下げされています(11月2日22時現在)。
私が見た中では、最も値下げされた額ですので、お値段的に迷っておられる方は是非この機会にどうぞ(^o^)

宇宙戦艦ヤマト2202 ヤマト型一番艦 宇宙戦艦ヤマト 第一次改装型 1/1000スケール 色分け済みプラモデルバンダイバンダイ
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ヤマト出奔とヤマト追撃戦を考える(宇宙戦艦ヤマト2202)

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オリジナル版『さらば』や『2』、PSゲーム版、最新の2202でも、反逆覚悟で地球を飛び出していくヤマト(ヤマト出奔)と、それを制止し、翻意させようとする防衛軍上層部との駆け引き(ヤマト追撃戦)は、間違いなく序盤の見どころの一つでしょう。

最新のリメイク作である宇宙戦艦ヤマト2202でも、大筋はオリジナル版のそれを守りながら、細部では過去作品とは異なるアレンジが多数取り入れられました。
今回の記事では、そんな序盤の名シーンについて戯言を連ねてみようと思います。

さて、2202においてヤマトの出奔が成功した理由は何でしょう?

最大且つ主体的要因として挙げられるのは勿論『ヤマトクルーの団結と意思』ですが、間接的な外的要因として、大きく三つの要素が挙げられると思います。

 1)防衛軍上層部の消極性
 2)関係者のサボタージュ
 3)ガミラスの外交的圧力

個人的な想いとしては、どれかが抜け落ちていても円満な出奔は成功しなかったと思いますし、よしんば出奔には成功したとしても、地球(というより防衛軍上層部)とは袂を分かつことになっていたでしょう。
また、これら三つの要素は相互に影響しあっていて、影響を増幅させているというのも重要かと思います。
もう一つ『テレサの祈り』・・・・・・ってのも入れようかと思いましたが、そういうのは守備範囲外なのでやめときましたw

まずは1)についてですが、出奔を図るヤマトに対して、常に防衛軍上層部(芹沢と言うべきか)は最小の戦力しか投入しなかった点が目を引きます。

 ①ヤマトに向かわせた保安部隊(特殊部隊)
 ②ヤマトを砲撃可能なポジションに配置変更された戦闘衛星(1ユニット)
 ③追撃してきたアンドロメダ(単艦)

①については、当初は芹沢がスタンドプレー的に(藤堂さんにも無断で)部隊を動かした雰囲気があるのと、芹沢がヤマトクルーの叛乱をどのタイミングで確信したかという要素(緊急即応可能な部隊はどうしても限られる)があるので、一先ず置いておきます。
しかし②と③は、ヤマトクルーの叛乱意思確定から実際に戦力が必要になるまで、それなりに時間がありました。
常識的対応なら、②の状況では近傍に存在する有人艦艇をできるだけ集めてヤマトの進路上に配置、停船と投降を求めるべきでしょう。
ヒューマンファクターによる不測事態の発生確率は高くなりますが、ヤマトクルーに対するプレッシャーは無人の戦闘衛星とは比べ物になりませんし、2202世界にその程度の戦力展開が可能な艦艇が存在するのは第一章で示されています。
また、仮にそうして配置した艦艇がヤマトの突破を許したとしても、付かず離れずでの追尾は可能ですので(ヤマトの位置は追尾艦によって常に把握される)、次のアクションは断然取りやすくなります。
また、最後に追撃を行ったアンドロメダにしても、演習には新世代艦艇ばかり19隻も参加しているのに、何故アンドロメダ単艦での追撃だったのでしょうか?(旗艦以外は練度が決定的に不足していたから、とか言ってはいけませんw)

それらを考え合わせると、防衛軍上層部の懸念がおぼろげながら見えてきます。
防衛軍上層部としては、地球を救った英雄であるヤマトを敵に回すかもしれないという状況に対し、将兵の士気と統率を危ぶんだのかもしれません。
『ヤマトを止めろ』という命令に対して、命令された艦に不服従どころかヤマトに同行・同道なんてされた日には目も当てられませんし、命令を出した防衛軍上層部の体面と権威も地に落ちます。
その点、戦後の防衛軍再建方針やガミラスとの同盟に基づく国防方針に対して、防衛軍将兵にヤマトクルーたちと同様の不満が少なからず存在していることを、防衛軍上層部も認識はしていたのでしょう。
結果、ヤマトの確保・鎮圧に投入された戦力は、特殊部隊や無人の戦闘衛星、全軍旗艦といった防衛軍司令部直属であったり掌握容易な最小の戦力単位(人員)に限られたのかもしれません。
でもまぁ、これって完全に『所要に満たない戦力の逐次投入』なので、純戦術的には上手くいく訳がないですよねw

長くなりましたが、続いて二つ目の要素『関係者のサボタージュ』に行ってみます。
これは、映像本編よりも、皆川ゆかさんの小説版でこそ強く感じられた要素ですね。
小説版では、入院中の新見さんの警護(監視)担当の保安要員が、表向きは慇懃な態度で任務をこなしつつも、裏では真田さんに対してそれとなく便宜を図ってくれますし、ヤマトクルー多数を運んだ退役艦キリシマの操艦は、平田の左遷先の若手たちが行っていたそうです。
個人差はあるとは思いますが、2199での状況からすれば、皆多かれ少なかれ『ヤマトに救われた』という感謝の念を持っているのは当然のことでしょう。
脱走同然の旅立ちにも係らず、ヤマトにそれなり以上の武器弾薬や各種装備(小は当座の食料品や医薬品、大は航空機まで)が搭載されたのは、そうした数多くのサボタージュ(便宜)があってこそだと思います。
正直、そんな事でもなければ、数百人が乗艦する大型戦艦を実働させるに足る膨大な物資や資材(改装用資材は別)は到底集積できまないでしょう。
余程の確信犯(南部グループの一部は絶対確信犯だと思うw)を除けば、直接的・積極的な協力者は少ないと思いますが、出奔を決意したヤマトクルーが原隊から資材や装備を持ち出す際に、昼行燈を決め込んで見て見ないふりをした程度の“協力者”は相当数いたんじゃないでしょうか。

また、これは完全に私の妄想ですが、ヤマトの制圧を命じられた保安部隊の指揮官も、そうした消極的協力者だったのではないかと思っています。
そうでもないと、保安部隊の一見稚拙とも取れる行動の説明がつきません。
まだ部隊による包囲も完了していないのに、ドッグのコントロールルームを爆破して自分たちの存在を誇示するとか、それなのに、あんなに目立つ場所にあるサブコントロールは無視するとか、一度は拘束した島を簡単に解放してヤマトに乗せちゃうとかw
確かに藤堂さんからは『殺し合いは絶対不可』と命じられていますが、いやだからこそ、相手の態度を激しく硬化させる可能性のある爆破という手段には慎重であるべきでしょう。
それに、コントロールルーム爆破の時点では、まだ保安部隊の存在は気取られていませんから、コントロールルームは物理的制圧とドック内設備の制御システム掌握に留め、自らの存在が露呈するまでは、ヤマトに取り付いて艦内へ通じるハッチを一か所でも多く確保し、隊員を一人でも多く艦内に潜り込ませるのが常道だと思います。
そして島w
いくら島に『芹沢副指令の特命を受けている(小説版より)』と主張されたとしても、その命令の真偽を確認せずに装備と行動の自由を与えるなんて普通は考えられませんw
しかも、島はヤマトの幹部乗員ですから、身柄確保の優先度は高く設定されている筈ですし(最優先は真田さんと古代でしょう)、本人が特命だと主張しているからって、簡単に信じちゃいけませんよね(^^;)

それら全てを考え合わせると、保安部隊指揮官は『あえて下手をこいた』のではないかと思えてきます。
この手の部隊はガミラス戦役中は暴徒鎮圧に引っ張りだこだったでしょうから、戦後3年程度であれば練度は相当高いと思うんですよね。
ただ、『方舟』では斉藤ら空間騎兵隊が暴徒鎮圧や保安任務にあたっていましたから、今回登場した部隊が戦後になって新たに編成された新設部隊で、保安任務を精鋭の空間騎兵から引き継いで間もないという可能性もあります。
であれば、指揮官も部隊も単に練度と経験が不足しているだけという可能性もありますが、できれば“あえて”見逃したことにして欲しいなぁ・・・・・・。

それと、先ほど言及したアンドロメダ単艦での追跡ですが、部隊指揮官である山南さんの判断という可能性もありますね。
ヤマト追跡の命令を受けた山南さんに投入戦力のフリーハンドが与えられているのであれば、ここでもやはり“あえて”そうしたとも考えられます。
もし山南さんが一隻でも僚艦を随伴していたら、同様の戦術状況であったとしても確実にヤマトは止められていたでしょうし。

随分と寄り道が過ぎましたが、ようやくの事で三つ目の要素、ガミラスによる干渉です。
2202におけるヤマト出奔は、ガミラス――というよりバレルによって裏で筋書きが書かれたと言っていいくらい要所で影響を与えています。
個人的には、何故そこまでバレル(=ガミラスなのかも気になります)がテレサに拘るのかの方に興味がありますが――そんな美味しそうなネタは後日改めて扱いましょう(笑)

冗談はさておき、バレルが藤堂さんへホットラインや大統領への直談判以外にも、様々な外交圧力をかけたのは間違いないと思います。
地球とガミラスの同盟関係は対等を謳いつつも、実態としては圧倒的な国力差・軍事力差からガミラスが無形の優位を有しているのは確実でしょうから、揺さぶりの効果は絶大です。

あるいは、地球軌道(戦闘衛星)や木星圏(アンドロメダ)でのヤマト追撃に、地球防衛軍上層部がそれ以上の戦力を投じ得なかったのも、先に述べた将兵の士気といった理由以外に、ガミラスからの圧力があったのかもしれません。
私がバレルなら、『ガミラス大使館と、ガミラスが一部所有権を有している時間断層の安全を確実なものとする為に、機動戦力たる艦隊は徒に(いたずらに)動員しない』ことを“同盟国として強く要請”します。
何しろ、直前に地球防衛軍は本星(地球)防衛の要である内惑星艦隊まで根こそぎ動員して浮遊大陸基地奪還作戦に投入、カラクルム級の本星到達を許してしまったという『失態』があります。
その事をやんわりと指摘されたら、防衛軍としても艦艇を派手に動かしにくくなるのは確実です。
そしてそれは、ヤマトの逃走を間接的に支援するだけでなく、ヤマトの行動を追認させる為の政治工作を完遂する上で、何よりの時間稼ぎになります(実際にそうなりました)。

思った以上に長い記事になってしまいましたが、書けば書くほど強く感じるのは、全長300メートルを超える巨大戦艦が軍の命令系統を離脱して勝手に飛び出すのも、それでいて事後に軍との関係を円満に修復するってのは非常に難しい――あけすけに言えば、常識的には不可能という事です。
しかもこの時のヤマトは大改装の直後で、試験航海やシェイクダウンもなく、加えて乗員たちがヤマトを扱うのも3年近いブランクがありました。
また、出奔のタイミングも周辺環境が自らにとって有利になる時期を慎重に観察した上で決定したものではなく、殆ど衝動的に決定されています。
にも係らず、ご自慢の主砲は初弾から全弾命中し、重大なメカトラブルもなければ一人の人死にも出さないまま出奔を成功させたばかりか、出奔元の地球防衛軍との関係まで修復してしまいました。



これを図抜けた幸運というのか奇跡というのか・・・・・・。
そう思ったところでふと思い出しました。
第二章でヤマト追撃を終えた山南さんは『偶然さ』と笑い、第三章でガイレーンは大帝にこう告げました『テレサの祈りに偶然の介在する余地はない』と。
つまりは――そういうことなのでしょう。
なんともまぁ、ダラダラとした長文を書いた割には締まらない結論ですがw

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宇宙戦艦ヤマト2202 第四章 天命篇の新情報と特報が公開されました。

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今回は随分と新章の情報が早いなぁ・・・・・・と思ったら、第四章の公開までもう二ヵ月と少しなんですね(^_^;)
本日、公式HPと各種情報サイトで第四章の新情報が公開されました。
まず30秒版の特報ですが、第三章のラストで公開されたデスラー登場のシーンの抜粋ですね。



新たなシーンを加えずにそのまま持ってきたところに、『デスラー』という存在のインパクトの大きさと製作者側の自信が感じられます。
新たなキービジュアルも完全にデスラーが主役で、今回ばかりは完全にヤマトも古代君も喰われている感じですねw

これとは対照的に新公開の場面カットは非常に多彩で、特にメカ物が豊富なのが嬉しいです。
空間騎兵のパワードスーツは『二式空間機動甲冑』ってことで、公式HPによると斉藤が考案した人型機動兵器で、ヤマト艦内で製造されたとのことです。
てことは・・・・・・まだ軍の正式採用兵器ということではないと思いますので、本来であれば頭に『仮称』とつけるべきかもしれませんねw
斉藤が考案したという点を目にすると、この兵器のデザインラインがガトランティスのニードルスレイブに大きな影響を受けたであろうことが俄然感じられるようになりました。

二番目は“ちくわ”・・・・・・?この筒状構造物ですが、ガトランティス艦のワープエフェクトのデザインに似ていますね。

そして満を持して飛び出そうとするコスモタイガーⅡワープブースター装備機・・・・・・って、なんだか随分ゴテゴテしてるなぁと思ったら、これ全部、空間騎兵のパワードスーツじゃないか!!
おいおい、一体何機取り付いてんだ、軽く20機を超えてるぞ(汗)
あー、なるほど・・・・・・つまり、、、これで、、、ワープにはワープをってことですかw

そしてまたしても大量のカラクルム級に囲まれるヤマト。
ま、カラクルム級はもういいやw

そしてそして遂にヴェールを脱ぎました新・デスラー艦、その名も『ノイ・デウスーラ』!ってドイツ語で『新・デウスーラ』そのままやん!!(笑)
公式サイトによると、見ての通りデスラー砲と瞬間物質移送機(何気に物質転送機の名称をオリジナル版に戻している)を搭載しているだけでなく、艦底部にはゴーランドのミサイル艦が搭載する大型ミサイルを大量に電磁懸吊可能って、どんなバケモノだw
それと『いかなる空間からも影響を受けない安定した波動制御機関』って、次元断層とか亜空間を意識してるのかなぁ・・・・・・。

ゴーランドの艦首ミサイル、何やら物騒そうなものが付いてますね。
何かにブッ刺しそうなシロモノですが、艦の全長と同じくらいのサイズだぞ。

とりあえず、場面カットのメカ物としては以上でしょうか。
公式サイトでは各話のタイトルも公開されています。

▶第十一話「デスラーの挑戦!」
▶第十二話「驚異の白色彗星帝国・ヤマト強行突破!」
▶第十三話「テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!」
▶第十四話「ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ」

正直、第三章は少しモヤっとしましたけど、第四章は対照的に戦闘、戦闘、また戦闘!!って感じのタイトルがズラリと並んでいますね。

それにしても、、、公式HPのメカとキャラがようやく更新されたのは大変喜ばしいのですが、、、ドレッドノート級も取り上げてやって下さいw

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1/1000 宇宙戦艦ヤマト 第一次改装型(2202版)が就役!!

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やや周回遅れ感はありますが、我が家でもようやく2202版(第一次改装型)ヤマトが就役しました♪(^o^)



まず目につくのは大幅に密度がアップした船体部のディテールでしょうか。
2199版ヤマトは2199プラモシリーズの第一号だったことや、本編中のヤマトに細部ディテールが描かれるようになったのがストーリー中盤以降だったこともあって、現在の目から見るとかなりあっさりとしたディテールになっていました。



とはいえ、キット表面に再現されるスジ彫りの太さや深さとのバランスから、船体サイズに見合った適度な密度という考え方もあり、その点で言えば2199版もバランスの良いキットだと思います。
ただ、後発の1/500や全長10センチ余りのメカコレですらハイパーディテール化していく中で、1/1000のシンプルなディテールでは物足りないと捉えられてしまう場合があるのもまた仕方がないことだと思います。
その点、今回発売された2202版はそうした点を解消してくれる決定版的な造形になっていますね。



この、2199ではヤマトが対象となった先発キットと後発キットの悩ましい関係性は、2202ではアンドロメダが当てはまります。
第五章あたりでアンドロメダの細部ディテールが描かれた際、手元にあるキットのディテールが急に物足りなくなったり、より直接的に後発キットに比べてディテール密度が劣るということがあり得ます。
実際、既に1/1000主力戦艦(ドレッドノート級)や2202版ヤマトと比較しても、そう感じられる点も多少見受けられますし。



人気のある艦は早く手にしたい、早く売り出したいというのが人情ですが、後発キットの方が取り込める情報量や設定量が増し、製品としての熟成度も増すという現実との兼ね合いが難しいですねぇ。



いきなり余談が長くなりましたのでw、そろそろヤマトに戻ります(^^;)
船体の細部ディテールに加えて、船体のパーツ分割もより進化している感じがありますね。
目立つところでは、艦橋横の目立つ分割線が無くなり、格納庫の内部再現ギミックもカットされたことで、パーツ間の隙間もできにくくなりました。
このあたりは、2199版の1/1000、1/500、メカコレという開発・製品化の系譜があってこその進化だと思います。



また、2202版で変更になった船体ライン――バルジのような舷側装甲のライン――は非常に優美で、見ているだけでうっとりしてきますw
ただそうした素晴らしい点が沢山あるだけに、電飾の組み込みが主力戦艦と同様『やっつけ』感の強い仕様(ON/OFFの度に、主船体をバラす必要あり)なのが残念です。
正直、主力戦艦であれヤマトであり、電飾ギミックのON/OFFの為にせっかく作ったキットを壊してしまわれる方はかなりいらっしゃると思います。
まぁ・・・・・・後々、電飾オミット版を発売することを考えれば、仕様的に仕方がないかもしれませんが・・・・・・。



艦上構造物についてですが、艦橋やマストは一目見て分るくらい各パーツのシャープさがアップしています。
2199版発売時はパルスレーザー砲の砲身に感動しましたが、2202版では第一・第二艦橋の『窓』ですね。
アップにして撮影すると、一瞬1/500と見違えてしまいそうなくらい劇的にシャープさが増してエッジが利いています。
艦橋回りのアンテナやマストの先端も指に刺さりそうなくらいシャープになっていますし、もしかしてB社さん、キットの対象年齢を引き上げられました?(^^;)
あと、バンダイさんのキット作例では、艦橋トップの艦長室は塗装しない透明のままですが、この部分は裏側からクリアーブルーで仕上げた方が感じが出ると思います。



主砲と副砲は2199版から流用されていまして、測距儀やカタパルト基部、艦橋レーダー部も2199版と同様に肉抜き穴がそのままですので気になる方は注意が必要です。
主砲と言えば、設定的に2202ヤマトの主砲は防御力強化を目的に2199のそれよりも装甲が増厚されているとありましたが、デザイン的に変更されている部分ってあるのでしょうか?
このヤマトを製作いただくにあたり、諸々の資料を調べたのですが、それらしいものが見つかりませんで。



続いて2202版ヤマトになってデザイン上、最も目立つ変更点である波動砲口とエンジンノズルですね。
いやはや、恐れ入りました。ここまで表情が違うとは。
極めて個人的な感想では、艦首は甲乙つけがたく、艦尾形状はすぼまった2199版の方が好みでしょうか。
ただ、大幅にディテールアップされたノズル内部は2202版に圧倒的迫力がありますね。



そんなこんなで我が家で就役したばかりの2202版ヤマトをお送りしました。
色々と意見しましたが、全体としては非常によくできた満足度の高いキットだと思います。
電飾込みということで、2199版に比べてキット価格はアップしましたが、時々ものすごく値下がりしている時もありまして(11月25日22時30分現在、3,618円になってます)、そんな時に初めての一隻や追加でもう一隻はいかがでしょう?w

最後に何の根拠もない戯言ですが・・・・・・“第二次改装型”ってのも2202中に登場しそうな気がしますねぇ・・・・・・。

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1/1000 アンドロメダ級 弐番艦 アルデバランが就役♪(宇宙戦艦ヤマト2202)

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(濃い色の艦を黒い背景で撮るのは難しいなぁ・・・・・・)
2~3周くらい周回遅れの観もありますが、我が家でもようやくアルデバランが就役しました(実は先週公開したヤマトよりも早く入手していたのですが、撮影と公開のタイミングを逸しまして^^;)。
これまでもアンドロメダ級はバンダイプラモやガレージキットで複数所有していましたが、カラバリとはいえ全く同じキットを二隻並べたのはこれが初めてです。
やっぱり、この44センチを超える大型サイズで姉妹艦を並べると迫力は半端ないですね。



さすがにアンドロメダ級が四隻も並んだ2202第二話の進水式(進宙式?)の迫力には及びませんが、二隻だけでも何とも言えない勇壮感が味わえますw
場所は取りますが・・・・・・(;´Д`A ```



アルデバランと言えば、初見時にまず驚いたのはこのカラーリングでした。
本ブログでは以前よりオリジナル版ヤマトの艦艇設定を妄想していまして、アンドロメダ級の弐番艦以降についてもイメージしたことがありましたが、このカラーリングは想像すらしたことがなかったです。



正直、軍艦マニアとしては同国軍内で艦艇のカラーリングを多種多様にする必要があるのかという気もしますが、作劇面を考えれば、一目で容易に艦の識別がつく方が何かと都合が良いという部分もあるのでしょう。



でもまぁ、そんな理屈めいたことを考えていたのは実際に艦を手にするまでで、本物を手にした瞬間、そんな理屈は簡単に吹き飛んでしまいましたw
それくらい、理屈抜きでカッコいいですw
濃色によって引き締まった巨躯にホワイトのラインが良いアクセントになっていますよね。
黒ではなく濃紺というのも個人的にポイントが高いです(ただ、濃色はホコリも目立っちゃいますが^^;)。



この濃紺カラーは『ゆうなぎ』と同じくスコードロンリーダーカラーということですが・・・・・・正直『スコードロンリーダー』という設定は、作中ではやや設定倒れと言うか、少なくとも今のところは上手く活かせていない観がありますね(^^;)



艦艇を主体としたスコードロンを直訳すれば、任務部隊や任務群、戦隊ってところでしょうから、そのリーダーは旗艦となります。
2202第一話で活躍したゆうなぎも、リーダーカラーをまといながらも単艦で暴れ回っただけでしたし(一隻でも二隻でも僚艦を従えていれば、全然印象は違っていたのですが)、アルデバランに至っては『じゃ、他のグレーカラーのA級はリーダー(旗艦)にならないの?』とも思えてしまいます。



それなら、ゆうなぎよりも濃色の範囲は遥かに大きいのですから、外宇宙での活動を主とする外宇宙迷彩とかでも良かった気がします。
2202世界の地球防衛軍はオリジナル版と違い、ガミラスとの共同作戦上、外宇宙での戦力展開も視野に入れる必要があると思いますし。



うん、まぁ、あんまりあれこれ言うと、またぞろ『アンチ』呼ばわりされそうなのでこの辺にしておきますw
何はともあれ、実際に手にしてみるとアルデバランは想像以上にカッコいいですよ。
実売価格の点でもアンドロメダよりもお買い得になることも多いので、アンドロメダのお供にいかがでしょうか?



アンドロメダ級と言えば空母型を含めて既に五隻が就役していますが、2202中で更に増強される可能性もありそうですよね。
第二話を観る限り、時間断層内で建造中の艦もあるようですし、現実的に考えてもう数隻程度増強されるのも自然な流れだと思います。
まぁ・・・・・・黒いアンドロメダが150隻云々みたいな話もありますが、さすがにそれはw
2202が劇中の時間の流れの中でどの程度の期間の話になるかは分かりませんが、2202~2203くらいの期間内であれば、さすがにどうなんでしょうw
よしんば、艦は時間断層内で建造できたとしても、乗員の確保と訓練が追いつかないでしょうし。

まぁ・・・・・・唯一そこに思いつく理屈をこじつけるとすると、十一番惑星に大挙襲来した万単位の大戦艦がテレサの魔法じみた力で乗員込みで具現化したものなら、同じことがアンドロメダ級で起きないことはないのかな、とか思ったり思わなかったりもしますが。



さて、話は変わりますが、当ブログのコメント欄を当面、承認制にします。
2202の開始以降、これまで以上に沢山の方からコメントをいただくようになりましたが、名前を書かない、あまりに抽象的であったり直情的なコメントも散見されますので、承認制の導入を決めました。
色々とご意見はおありでしょうが、あしからずご了承ください。

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シェヘラザードのガレージキットが届きました(宇宙戦艦ヤマト2202)

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ヤマトクルーで予約していたノンスケールガレージキット『シェヘラザード』が届きました(^o^)
2199登場艦船の中で1/1000でもメカコレでも発売から漏れた数少ない艦艇でしたので、嬉しさもひとしおです♪
パッケージには『2202上映記念』という文字と、今となっては懐かしさすら感じる『宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会』の文字がw



キットは13パーツの構成で、内一つは船首部用のクリアパーツです。
パーツの抜けもいいですね。
パーツの他には取説と、完成見本画像が付属しています。
やっぱり完成画像があると、テンションがグッと上がります♪



ヤマトクルーHPによると、キット全長は16.5センチということなので、設定全長219メートルからすると、概ね1/1300スケールくらいですね。
個人的には、本船は王室用の快速ヨットみたいな感じに捉えているので、1/1000として並べてもいいかなぁ~と思っています(^o^)

さて、このシェヘラザード(正確にはその同型船)も2202に登場する機会がありますかね?
ユリーシャイスカンダルが再登場して、天の川銀河まで足を延ばすことがあれば、登場してもおかしくない気がします(てか、登場して欲しい)。
あ、ユリーシャと言えば、2199当時から言われていたことですが、彼女が地球に乗ってきたであろう同型船は結局どうなったのですかね?
ユリーシャが長期に渡り昏睡するに至った事故(テロ?)の際、一緒に破壊されたと考えるのが妥当でしょうか。
もしくは、2202年に残存していたなら、ガミラスとの同盟締結時にガミラスを通じて返還されたって可能性もありますかね(完全にほっかむりして地球のどこかに隠匿している方が地球らしいかもしれませんがw)。

さてさて、早いもので今年も一か月を切り、残り僅かとなりました。
ただ、今月はまだまだヤマトアイテムの発売が目白押しですね。
まず来週末12月16日頃に輝艦大全のアンドロメダが発売されて・・・・・・

輝艦大全 宇宙戦艦ヤマト2202 1/2000 地球連邦アンドロメダ級一番艦アンドロメダ 約220mm ABS&PC製 塗装済み可動フィギュアバンダイバンダイ
更にその翌週の23日頃にはメカコレ・アンドロメダと1/1000のガミラス艦セットで、

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そして更にその数日後には小説版2202の第二巻が発売と全く以って目白押しなのですw

小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
個人的には、メカコレ・アンドロメダと小説版がマストですかね(^o^)

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宇宙戦艦ヤマト2202 第四章 60秒PVが公開!!

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さて、第四章公開まで一か月余りとなりまして、待望の1分PVが公開されました(^o^)
すっかり恒例となりましたが、つらつらと雑感を書き連ねて行こうと思います。



いきなり四方八方から大型ミサイルが殺到してきました。
このミサイルは前期ゴストーク級の艦首ミサイルと同型ですね。
カラーリングはちゃんとデスラーブルーになってますが、しかしミサイルにまでなんでアケーリアス模様が――(以下略)

ミサイルは瞬間物質移送機でヤマトの周囲にピンポイントで送り込まれているんだと思いますが、七色星団の時みたく近くにヤマトの位置を観測している偵察機か次元潜航艦みたいな存在がいるのかもしれませんね。
もしかして、こんな↓のかな?w



22秒、これが破滅ミサイルですか!!当たったら痛そうだ!!w
前回公開された画面カットにも、このミサイルを装備したゴストーク級が大量に映ってましたね。

ノイ・デウスーラに随伴しているのはラスコー級が四隻でしょうか。
以前公開された予告編では、随伴していたのガミラス艦でしたから、別のシーンなのでしょうね。

なにやらテレザートが要塞みたいになってますね。
周囲のミサイル艦群ですが、密集度合いが良い感じになった気がします。
正直、前章までは艦艇が密集し過ぎている気がしていましたので。

30秒のワープアウトは白色彗星本体ですかね?この為にガトランティス艦のワープエフェクトを変更したのかな?

32秒の土方さん・・・・・・どうも土方さんの作画が一番クオリティー的にムラがあるような・・・・・・。

ザバイバルのポチっとなボタンは、ガミラス式のような。
彼がいるのは地上の可能性が高いので、41秒くらいに一瞬映る地上のメダルーサ級のビームもこのボタンで放たれたのかもしれませんね。
このビームエフェクトは、通常の主砲でも火焔直撃砲でもなさそうです。
一瞬、デス〇ー砲かとも思いましたが、もしや反射〇星砲――。

43秒:大帝様が激怒りの御様子。デスラーに対してサーベラが何かやっちゃったのでしょうかw

45秒のこれは、ノイ・デウスーラに肉薄した空間騎兵が鉄拳パンチを繰り出してるところですね。

44秒や47~50秒のヤマトは、『さらば』のサルガッソが連想されます。

画面を見て思ったのはそんな感じでしょうか。
今回はとにかく戦闘シーンがてんこ盛りのようので、第三章でその点に不満を抱かれた方も納得の戦闘密度のような気がします。
あと、画面以外に気になるセリフもありました。

『わたしはサーベラー、唯一の存在』
『これはイスカンダルへ旅した者が等しく背負う十字架だ。自ら呪縛を経たない限り、ヤマトに未来はない』

特にサーベラについては前に少し触れましたが、なんとも意味深ですね(^o^)

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小説版『宇宙戦艦ヤマト2202』第二巻とかメカコレ アンドロメダとか1/1000アポロノームとか

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楽しみにしていたアイテムの発売が相次ぎまして有難い限りですね(^o^)
まず一番楽しみにしていた小説版2202の第二巻ですが、関西でも今朝には店頭に並び始めていました。

小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA
第二巻も一巻同様の500ページ強の大ボリュームで、映像本編の6~10話の内容が一冊丸々を使って描かれています。
三分の一ほど読み進めましたが、第十一番惑星のエピソードではガトランティス軍の情け容赦のない虐殺ぶりや空間騎兵の奮闘や健気さが本編に数倍する密度で描かれていました。
また、本編で多少「?」を感じた、十一番惑星にワープアウトしたヤマトはグラビティ―ダメージによって最低2時間波動防壁が使用できない筈なのに、第7話開始時点で既に防壁を展開している事とかも、上手くお話を紡がれています。
この先、シュトラバーゼでの事象をどのように描写されるのかが、今から本当に楽しみです(^o^)

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そして、先週末にはメカコレ2202版アンドロメダが発売されました。
私は近所の大きめの量販店で買いましたが、そこでもアンドロメダは2個しか残っておらず、ツイッターなどを見ても各地で売り切れ報告が上がっているので、ものすごい出足になっているみたいですw



まずキットを手にして驚くのは箱のサイズですね。
1/1000キットに付属した“ゆうなぎ”(この時初めて“ゆうなぎ”が2202メカコレシリーズのNo.0だったことに気が付きましたw)と比較すると、厚みの差は一目瞭然です。
中身の密度も高いですし、価格アップも十分に許容範囲かと。



マーキングシールが『アンドロメダ』『アルデバラン』『アキレス』の三隻分揃っているのが嬉しいですね(正直言えば、1/1000キットにも付属して欲しかった)。
また、国籍マークやコスモネイビーのマークは他艦にも流用できそうです。
それと、地味ではありますが非常に嬉しいのが、角度の変えられる台座と支柱ですね。
次に発売予定のメカコレ・ヤマトを見る限り、このタイプの台座と支柱は本シリーズでは標準になるのかもしれません。



2199メカコレのヤマトを見た時も主砲や副砲の砲身に度肝を抜かれましたが、アンドロメダもそれと同等かそれ以上の細密ディテールでパーツが構成されています。
しかしここまで細い部品があると、金型の寿命とか短くなったりしないのか・・・・・・何にせよ、早めに確保しておくのが吉かもしれませんね(^_^;)

1/1000 地球連邦アンドロメダ級三番艦アポロノーム プラモデル 『宇宙戦艦ヤマト2202』バンダイバンダイ
そして最後に、遂に来年三月にアンドロメダ空母型『アポロノーム』の1/1000キットの発売が決定しました!!(すでに予約も開始されています)
お値段は税込みで7,020円!!
先日プレバンでようやく予約が始まった(そして四日間で売り切れた^^;)アンドロメダ級四番艦アキレスが電飾音響ユニット抜きで5,400円でしたから差額は1,620円・・・・・・うーん、意外にお安い印象かも。
アポロノームの方は一般発売ですから、実売価格としてはプレバン限定のアキレスよりもお安く入手することもできそうですね。
少しばかり気になる点としては、劇中で特徴的だった発艦システムがどこまで再現されるのか不明なところと、付属の艦載機が少なすぎるところでしょうか。
特に艦載機については、従来通りのコスモタイガーⅡが四機に、新金型(着陸脚付き)のコスモファルコンが・・・・・・2機だけって(^^;)
全長50センチ近い“空母”なんだから、せめてあと10機くらいつけてもバチは当たらないと思いますが、どうなんでしょw

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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 4 [DVD]小野大輔,桑島法子,鈴村健一,大塚芳忠,赤羽根健治バンダイビジュアル
アニメ『宇宙戦艦ヤマト2202』オリジナル・サウンドトラック vol.1ランティスランティス
小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (1)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA

予約の始まった1/1000アポロノームの商品画像をじっくり見る。

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今日はアマゾンで公開された商品画像をじっくり見ていこうと思います。
とはいえ、これらの画像はまだ試作段階のものだと思いますので、その点での注意が必要です。
アポロノームは先日プレバンで予約が開始されたアキレスと同じく発光・音響ギミックがオミットされており、価格が低減されています。
なので、アンドロメダやアルデバランと並べて『全艦、波動砲発射!!ピカーッ!!ドドドドーーーッ!!』てな遊びを満喫されたい方は、既に発売されているアンドロメダやアルデバランから流用するか、部品センターに発光・音響ユニットのみ単品で注文する必要がありますね。



本キット最大の売りは、やはりこの空母ユニットともいうべき構造物でしょう。
着艦は後部の開口部と露天の上甲板で行うようですが、『2』の宇宙空母よりもエンジンノズルから距離がある分、搭乗員の精神的負担は軽減されそうな気がしますね。
ところで、この空母ユニットですが、もう少し小型化したものをドレッドノート級の艦尾に背負わせても「宇宙空母」が成立すると思うんですけど、どうなんでしょう?



↑の画像のどこにエレベータが設置されてるのかが気になります。
200機近い搭載力があることを思えば、上甲板にも最低二基はエレベータが欲しい気がしますね。
一つは艦橋直後かな?丸や四角のディテールが入っていますが、複数のエレベータなのでしょうか?
あと、上甲板後部に24個もあるVLSみたいなハッチも気になりますね。
一瞬、これがエレベータかとも思いましたが、ちょっと面積的に小さい気もします(同スケールの機体と比較した画像がないので、あくまで印象ですが)。
ロシア空母みたく、ミサイルでも埋め込んでいるのか、まさか直上に機体を発進させるとか?
ただ、ここに何かを埋め込むと、直下の着艦口がずいぶんと圧迫されそうです。



ヤマト追撃戦時に見られた、主艦体両舷の発艦ギミックは、これらの画像を見る限り再現されていないように見えます。
発売モデルではアンドロメダの重力子スプレッドみたく、差し替え式で再現されたりするのでしょうか?
ツイッターで見かけたのですが、格納部や大量の艦載機、舷側の発艦ギミックについては2199の1/500ヤマトみたく、後日拡張セットが発売されるんじゃないかと予想されている方がいらっしゃいましたw
なるほど、できるだけ価格を低減するという意味では、それならそれでありがたいです。
付属艦載機にしてもアンドロメダと同じコスモタイガーⅡが4機に脚付きのコスモファルコン2機だけということで、いかにも少なく(寂しく)感じましたが、実際のところ私も含めてヤマトやアンドロメダ、ドレッドノート級に付属していたコスモタイガーⅡを既に一杯持ってますものねw

空母型アンドロメダは後部主砲の代わりに空母ユニットを支える太い支柱がそびえ立っているのですが、この中にも格納庫や整備スペース、エレベータがあるのか気になります。
第5話では主艦体からも大量の機体が発艦していましたが、あの機体をヤマトと同様の艦底の着艦口のみで回収するのは厳しいと思いますので、空母ユニットに下した機体を主艦体に運ぶエレベータが絶対あると思うんですよね・・・・・・。

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小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA

宇宙戦艦ヤマト2202 第四章 主題歌PVが公開されました!!

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大変遅ればせながらですが、皆様あけましておめでとうございますm(__)m
『ゆうなぎ改』の設定妄想も仕上げられず、年末年始のご挨拶もさぼってしまったダメ管理人です。
この週末こそは!と記事原稿を用意していましたが、新しいPVが公開となった為、急遽予定を変更して、いつもながらのPV雑感を書くことにしました。



05秒:なるほど、これがガトランティス軍戦車・・・・・てか戦艦やん、陸上戦艦w 
07秒:そしてこの数・・・・・・うーん、これはノーコメントですねぇ・・・・・・。
11秒:出た!破滅ミサイル(破滅の矢)!!
12秒:ワープ・ブースターにてんこ盛りの空間機動甲冑。背中に乗せてるのはコスモタイガーⅡ用のミサイルですね。
18秒:復活!コスモゼロα1!!α2のカラーリングを変更したのでしょうか?
18秒:このガトランティス艦隊、ノズルから次々に火を噴いて艦が崩壊してる?もしや宇宙蛍か反波動格子の効果か?
19秒:ノイ・デウスーラがデスラー砲を発射。艦の背後にガトランティス式のワープエフェクトが見えます。何かエネルギーでもチャージしているのかな?
21秒:機動甲冑が交戦しているのは陸上戦艦のブリッジ?
22秒:予想通り出てきました、反射衛星砲一閃!!
23秒:おいおい、タラン(弟)が出てきたぞ。ガミラス本星にいると思ったのですが、デスラーに内通してるのでしょうか?で、兄ちゃんは?
24秒:珍しく慌てふためくキーマンw
25秒:桂木さん豹変
27秒:この機関科員は新キャラ?新米・・・・・・なら技術科だと思ったのですが。
28秒:なぜか前章ラストから意気投合中の加藤と斉藤w
38秒:ヤマト艦橋から見たミサイル艦(前期ゴストーク級)群の眺めw
42秒:ヤマトの頭上から取り囲むように現れる多数の大型ミサイル。この絵面はオリジナル版のガミラス本星での戦いをイメージしているのかも。
48秒:カラクルム級群の中からワープを試みているようです。
49秒:ゴストーク級群の背後にワープアウトしたブースター付きCTⅡと空間騎兵たち。
55秒:で、なんで山本まで機動甲冑に乗ってるわけ?w
57秒:ガトランティス式反射衛星砲。砲口・砲身の造作にガトランの意匠を感じます。
58秒:『白』と『黒』で感応し合っているいるようです。『唯一無二の・・・・・・』純粋体?
1分2秒:機動甲冑、攻撃力高いなぁ・・・・・・懐に入り込んだジ〇ンのザ〇みたいなもんか。
1分9秒:この機動甲冑が攻撃しようとしているのは、ザバイバルの旗艦かもしれませんね。甲冑の背後にガトラン版反射衛星砲らしきものが見えます。
1分13秒:『ヤマトとは・・・・・・“大いなる和”』さすがはテレサ、ちゃんと漢字を知ってるようです(違)
1分17秒:サルガッソでしょうか。
1分21秒:これは鶴見?
1分22秒:このコスモタイガーⅡ、背中からビーム撃ってるように見えるけど、乗せてる機動甲冑が撃ってるだけか。
1分28秒:ミサイル発射!!
1分32秒:十一番惑星以来の憎っきニードルスレイブを踏みつけ!!
1分37秒:斉藤が投げているのはザバイバルか!?
1分50秒:満を持して波動砲を発射するヤマト。オーバーブースト状態の機動甲冑が艦を支えているようです(パッケージイラストの状態)。てことは、サルガッソの中から撃つのかな?

いやはや!!第三章のモヤモヤを吹き飛ばすような疾走感のあるPVですね!!
なにやら“空間騎兵無双”っぽい空気が濃厚に漂ってますが、それもまた良し!!w
第四章は最初から最後まで派手な戦闘シーンが息継ぐ暇なく連続しそうで、本当に楽しみです!!\(^_^)/

ただ、PV冒頭に現れるザバイバル戦車軍団については、正直残念でした(^^;)
ここでまさか“ビッグトレー”軍団が登場するとは思っていませんでしたので。
人それぞれ好みがあるとは思いますが、私は普通に“戦車”戦が見たかったw
てか、あの戦車というか陸上戦艦というかの、足回りはどうなってるんでしょうね?
キャタピラなのか、重力制御で浮いているのか・・・・・・・何にしても地べたを這い回って機動力を殺すくらいなら、普通に宇宙戦艦として扱った方がどだい役に立つような・・・・・・。
とはいえ、テレザート星やそれを取り囲むように建設された“砦”、更にオリジナル版『さらば』に登場したサルガッソみたいな空間など、テレザード星を含む周辺エリアはかなり特殊な環境下に置かれているようなので、あのような兵器が有効に使われるだけの設定が整えられているのかもしれませんが。
あ、この陸上戦艦はどう見てもメダルーサ級をベースにしているように見えますが、実は逆で、メダルーサ級こそこの陸上戦艦を火炎直撃砲艦として改造したものだったりしてw

火炎直撃砲で思い出しましたが、ノイ・デウスーラに搭載されているデスラー砲も、瞬間物質移送機との組み合わせで『直撃砲』化できそうな気がします。
ただ、ノイ・デウスーラの瞬間物質移送機のデザインは多数の対象を次々に転送可能なハニカム状(ガミラス式)なので、大きな単一対象(大直径ビーム)を転送させやすそうなガトランティス式とは違ってますね。
まぁ、デスラー砲(波動砲)が転送できたらあまりにチートなので、何か設定的に縛りが設けられているのかもしれませんが。

そしてこの第四章からOPとして、ささきいさおさんのヤマト主題歌が使用されるとのことでビックリしました。
かつての『2』のOPに倣って少し曲のテンポも早くしておられるとのことで、芸が細かいですねぇw
PVで使われているのは2番の歌詞の部分ですが、1番は使わないのかな?
私個人としては、歌詞中の『イスカンダル』もそのままで1番から思い切り使えばいいと思いますけど。

そしてそして、1月27日の第四章公開日から第五章の前売り券が発売されます。
今回も第五章のキービジュアルのポスターが付属しますが、いよいよ本章から待望の地球防衛艦隊対ガトランティス艦隊が開始されるようです!!\(^_^)/
ビジュアルには既にお馴染みとなったアンドロメダ級五隻とドレッドノート級以外に、多数のパトロール艦が描かれています。
パト艦はオリジナル版のゆうなぎカラーと巡洋艦カラーの二種類ですね。
巡洋艦カラーの方はそのまんま巡洋艦かと最初は思いましたが、艦橋部分のアンテナがパト艦のそれだったのでパト艦のカラバリと思いました。
ウチのパト艦もそんな感じなので(艦橋も巡洋艦のを流用していますが)



そして更に、ガトランティス艦隊のビジュアルには遂に超大型空母が登場しました!!(ノ・ω・)ノオオオォォォ-



この艦首部の突起も、何らかビーム兵器化してそうですね。
それもまた半端ない大きさです。
周囲の他艦艇とのサイズ差からしてこれはキロメートル単位にまで及んでるんじゃないかというくらいの“超大型”です!!
でもまぁ、このサイズでは1/1000のプラモ化は難しいでしょうね。
ゼルグート級という前例はありますが、あれはゼルグート級の比較的シンプルなデザインも良性に作用した結果だと思いますので。
この超大型空母のデザインとサイズ、そして2202でのガトランティス艦に対するバンダイのここまでの姿勢を見る限り、1/1000キット化はやっぱり難しいよなぁ・・・・・・(-ω-;)ウーン

キット化といえば、あのアケーリアス模様をあちこちに使うのもそろそろ勘弁して欲しいです。
とはいえ、何らかの設定的意図があってあの意匠が採用されていると思いますので、もう『やめる』って訳にもいかないでしょうけど。
ただ、ネットを見渡しても装甲突入型ゼルグート級はもちろん、ツヴァルケのキーマン機の作例もとんと見かけません。
特にキーマンはキャラも立っていますし、専用機(正確には大使館員専用機)も見せ場は十分、しかもメカコレでもキットが既に存在しているのですから、ここまで条件が揃っていながら模型誌はもちろんネット上ですら殆ど作例が見られないというのは、もはや異常です。
その異常さの理由の一端にあの模様があるのは言うまでもないでしょう。
細かすぎて、物理的に再現できないんです。
勢力の垣根を超えて共通するあの意匠がどのような意味を持つか未だ分りませんが、それが模型ファンの制作意欲と機会を削いでまで必要なものだったか、最後まで見届けたいと思います。

早いもので第四章の公開まで残り二週間となりました。
その前に、第三章の時に感じたモヤモヤを少しでも解消できるような記事をアップしたいと思います。

最後になりましたが、怠惰なブログではありますが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m

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小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち (2)むらかわ みちお,西崎 義展KADOKAWA

惑星シュトラバーゼでの出来事を小説版で整理してみる(宇宙戦艦ヤマト2202)

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新PVの公開や東京での先行上映会もありまして、俄然期待度が高まってきました第四章ではありますが――今日はその前に第三章について少し復習しておきたいと思います(どの道、ウチのブログは2月3日まで第四章本編のネタバレは禁止なのでw)。

第三章最大のポイントは、ズォーダーによる『悪魔の選択』と、それに対する古代と雪それぞれの答だったと思いますが、その点が重視され過ぎた為か、その前後に発生した事象については比較的あっさりと流されてしまった感があって、少しモヤモヤとした後味を覚えました。
その中でも最大のものが、惑星シュトラバーゼにおいて『なぜ内核コアに波動砲を撃ち込んだら重力嵐が収まり、古代や雪、ガミラス艦が助かったのか?』という部分でした。
最初、コアが崩壊してブラックホール化したのかとも考えましたが、ブラックホール化するのであればシュトラバーゼは巨大恒星なみの質量を有してないと辻褄が合わない気がしますし、劇中で描写されている惑星表面の重力は地球と大差ないように見えました。
また、仮にブラックホール化したとしても、それを波動砲で撃ってどうこうなるのかというのも気になりました。

そうした疑問というかモヤモヤに対して、昨年末に発売された小説版2202の第二巻が完全にフォローしてくれましたので、今日はその紹介も兼ねて状況を整理したいと思います。
ただ、小説版の冒頭にはちゃんと『(アニメーション作品とは)設定などにおいて一部異なるところがあります』と注釈が付けてありますし、記事を書いている私自身の理解力・文章力の乏しさもあって、作者様の意図とは違った形で状況を説明してしまう事もあるかもしれません。
そうした点も含め、あくまで参考として、大らかに眺めていただければと思います(^o^)



ではでは、前振りが長くなりましたが、そろそろ行ってみましょうw
まずはシュトラバーゼという星の在り様についてまとめてみました。

 ・シュトラバーゼはアケーリアス人によって改造された惑星である。
 ・サイズは地球大。
 ・惑星の両側から突き出ている巨大極まりない水晶のような“柱”は地球で言えば月軌道を
  超えるほどの高度でそびえ立っており、通常の物理法則上では存在できない
  (普通であれば自重でへし折れるし、自然物がそんな高度にまで成長することも考えにくい)
 ・アケーリアス人によって付与された“柱”の質量は隣接次元(別次元)で保持されており
  我々の次元における質量は0(ゼロ)である(なのでへし折れもせずに存在できる)。
 ・惑星を貫く巨大な“柱”と惑星随所に存在する大小の“柱”はエネルギー(質量)を隣接次元へ
  転移させている。
 ・それ故に、星の大半が灼熱のマグマに覆われているような状態にあっても、惑星表面の温度は
  人間が生存できる程度に保たれている。
  (マグマの熱もエネルギーとして他次元に転送されていると思われる)

以上の大半は、レドラウズ教授の独白に依っています。
その点、メタ的な設定ではなく、あくまで推測も含めた教授の言であり、間違っている可能性もゼロではありませんが、それでは話が全く成立しなくなるので、ここでは正しいものとして話をすすめましょう(笑)

惑星内部と表面でグツグツとマグマが活発な活動を続けている惑星の表面温度が30~40℃程度で保たれているということは、惑星が生み出している膨大なエネルギーの多くが隣接次元に送り込まれているということになると思います。
もしアケーリアスによる惑星改造の目的が、惑星が発したエネルギーを隣接次元に送り込むことであったならば、シュトラバーゼはある種の『発電所』みたいなもの?という印象を受けました。
もっとも、仮にその印象が正しかったとしても、その目的までは分かりませんが・・・・・・・そういや別次元の生命体が、こちらの次元に資源確保を目的に介入してきたお話を以前どこかで観たような???
、、、ま、、、さすがにそれは冗談としても(笑)、アケーリアスがこちら側の次元を捨てて、隣接する別の次元に旅立ってしまったものの、エネルギーはこちらの世界に頼ってる――なんて可能性くらいはありますかね?
もしアケーリアスがそうしたシステムを作り上げたのなら、システムの冗長性と堅牢性を確保する為に、こうした改造が施された惑星があちこちの銀河に結構な数で存在しそうな気もします。
また、2202ではテレサが存在するのは『高次元(小説版での表現)』ってことですが、この高次元も大きなくくりで言えば、別の次元ってことになるのでしょうか?

えーっと、かなり脱線してしまいましたが、次はいよいよ内核コアに波動砲を発射した目的と結果についてです。

 ・惑星間弾道弾の炸裂により、元から不安定だった惑星が一気にバランスを崩して連鎖的崩壊を始め
  それが内核にまで至る。
 ・その過程で内核コアに異常が発生、惑星全体で重力場が崩壊し始める。
 ・惑星の質量が急速に減少(惑星質量が際限なく隣接次元に転移し始める)。
 ・元々、シュトラバーゼの内部には質量(エネルギー)転移の為の“空間の裂け目”が存在し、
  その“裂け目”が広がったことで惑星周辺も含め重力の流れに狂いが生じている(重力嵐の発生)。
 ・一〇〇式もガミラス艦も発生した重力嵐に捉われ、“裂け目”に向かって落下し始める。
 ・“裂け目”に呑み込まれたものは、質量が隣接次元に転移してしまうので、光学的に
  観察できるだけの幻(質量のない影)になる。一〇〇式にも既にその兆候が表れており
  ヤマトから質量が観測できなくなっている。
 ・“裂け目(内核コア)”に向けてヤマトが波動砲を発射。波動砲の膨大なエネルギー(質量)により
  裂け目の質量転移が許容値を越え、裂け目が塞がる。
 ・裂け目が塞がったことで、裂け目に呑み込まれようとしていた一〇〇式及びガミラス艦は
  重力嵐の渦中から弾き出される。

こんな感じでしょうか。
小説版を読んで初めて『なるほど、そうだったのか!』と納得しました。
でも、さすがにこれを映像本編を見ただけで理解するのは・・・・・・正直しんどいですね(^_^;)
せめてあと一言、『シュトラバーゼでは隣接次元への質量転移が起きている』という説明か描写がどこかにあれば(それこそ、パンフレットにでも書いてあれば)、随分と印象も違ったと思うのですが。

てか、ここまでくると完全に確信犯かもしれませんね――そんな事よりも、ここではズォーダーの悪魔の選択と、それに対する古代と雪の答えを見て感じてくれ!――という。
更にうがった見方をすれば、そいういうことに拘る人は、タイムリーに出版する小説版を読んでくれってことなのかもしれませんがw
丁度発売タイミング的にもピッタリですし。

第一章からここまでの印象ですが、2202という作品はとにもかくにも色んなものが濃厚に詰め込まれてはいるものの、尺の都合や作品のテンポ、メリハリを重視されているのか、説明は最小限に留められている印象があります。
これに対して、2199は過去のヤマト作品のご都合主義的イメージを払拭する為か、普通の作品以上に状況説明が丁寧に行われていたように感じました。
既に2199という土台があり、世界観が確立している以上、2199と同じ作り方をする必要はもうないと思いますが、それでももう少し説明は欲しいかなというのが私の個人的な感想です。
その点、小説版はそうした不満を完全に満たしてくれたばかりか、それ以上の納得感と満足感も与えてくれました。
副読本という言い方は失礼で、2202という作品をより濃厚に楽しむ上で必須のシリーズだと思います。
正直、もっと公式でも宣伝に力を入れた方がいいと思いますね。

さて、明日1月20日(土)は22時からBS11で第五章公開直前特番が放送されます。
いつも通り第四章冒頭10分の放映もあるようなので、このブログでも後日取り上げたいと思います(ネタバレが気になる方はご注意下さい)。
また、来週24日(水)には2202のサウンドトラックも発売開始されます。
曲のタイトルやブックレット内の対談記事に第四章のネタバレが一部含まれているそうなので、こちらについても注意が必要ですね。

最後に、こちらもいつものことですが、当ブログでは冒頭10分を除く第四章の本編ネタバレについては、公開開始から1週間後の2月3日0時より解禁ですので、お忘れなきようこちらもご注意下さい。

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『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第四章 冒頭10分が公開(^o^)

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本日22時からBS11にて第四章公開直前特番がありまして、そこでも放送された第四章冒頭10分がyoutubeにもアップされました(^o^)
既に先週公開されたPVでも予告されていた通り、ささきいさおさん歌による新しいOPに変更となっていました――歌詞は二番!!\(^_^)/
いやー、もうなんかこの時点で涙出ちゃいましたよ、やっぱりささきさんの歌は特別なんですねw

さてさて、本編の方は初っ端から惜しげもなく総統閣下が新しいデウスーラで登場です♪
あー、第八機動艦隊は最終的に大帝からどんな命令を受けていたんでしょうね?
ナスカ君のセリフからすると、戻って修理なり補給なりを受けろとは絶対言われていないでしょう。
その後の顛末からすると『そこで何もせず勝手に死ね』的な感じでしょうか?
第三章のラストでサーベラもデスラーに対してそんなことを言い放ってましたものね。
結局、『汚染艦隊』はデスラー砲で殲滅されちゃった訳ですが、あれが第八機動艦隊残余の全て?
元が百万単位だったことを思えば、辛うじて復旧に成功したのがあれだけだったのでしょうか。
てことは、まだ十一番惑星周辺には全長500メートル大のバカでかいデブリが万の単位でゴロゴロしているのかもしれませんね。
しかしまぁ『汚染』とは・・・・・・。
2202のガトランティス軍の物量は底抜けなので、あの軍隊を根底から瓦解させるにはそこがポイントになるような気もしますね。

そして後半には、瞬間物質移送機を駆使してヤマトを追い詰める総統閣下の御姿が拝見できる訳ですが、『追い詰めた先に罠を用意して袋のネズミにする』というところで2199のグリーゼ581をヤマト乗員に思い出させ、『まさか――デスラー戦法か!?』と言わせるのかもしれませんw

ちなみにノイ・デウスーラの艦内にはタラン兄の姿はなく、艦橋内の報告も全て合成音声みたいな感じでした。
一瞬、何人かの艦橋乗員の後姿も映るのですが、やっぱり全員ガミロイドかそれに類するガトランティス製のアンドロイドですかね?
タラン兄の消息が気になるところです。

早いもので第四章の公開も遂に残り一週間を切りました!!(^o^)
私はなんばパークスシネマで初日一回目の上映を予約しました♪
皆様もそれぞれの場所と時ではありますが、気持ちは一緒に第四章を楽しみましょう♪('◇')ゞ

そして当ブログでは毎度毎度のことですが、冒頭10分を除く第四章本編のネタバレについてはコメント欄を含めて2月3日(土)までご遠慮いただきますようお願い申し上げますm(__)m

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明日は宇宙戦艦ヤマト2202 第四章の公開日です!!

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いやー、早いものでいよいよ明日が公開初日となりました(^o^)
今回は各劇場で初日舞台挨拶のライブビューイングを行うそうで、いつもより初回上映の時間が遅かったので、私も11時からの初回上映を観に行くことにしました♪
ただ、事情は不明ながら第四章パンフレットの劇場発売が公開初日に間に合わないとのことで、購入を予定されている方は注意が必要です。
私みたいな設定マニアにとっては数少ない公式文字資料なので楽しみにしていただけに残念です(^_^;)
ただ、都内三劇場では1月31日から、それ以外では2月2日からの発売になるそうなので、二週目以降のお楽しみですかね(^_^)

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章(セル版)小野大輔,桑島法子,大塚芳忠,麦人,赤羽根健治メーカー情報なし
また、今回も公開初日から第四章のネット視聴が開始されます。
いつものパターンだと、視聴可能になるのはお昼過ぎからだと思います。
劇場が遠路であったり、とてつもない悪天候だったり、劇場に行くのはパンフレットを買えるようになってからというような方はぜひ♪



さてさて、今週は待望の2202サントラ第一弾の発売がありました(^o^)
私は24日に手に入れることができまして、早速聞いてみました。
うーん、ちょっと思ってたような構成とは違っていて、盛り上がるような曲は少なかったですね。
Amazonのレビューを拝見すると、曲順や構成にはオリジナル版のアルバムを意識したかなり強いこだわりがあるとのことなのですが、そのあたりのことを良く知らない私みたいな人間にとっては、OPすら入っていないのはちょっとバランスに難があるかなぁ・・・・・・と感じた次第です。
とはいえ、2199の時にはボロクソに叩かれた(というか叩いてた人がいた)マスタリングを日本コロンビアさんが担当するなどで万全を期しておられますし、一つ一つは聞き入ってしまう曲も多いのですが、いかんせん全体の構成が緩急というかアップダウンに乏しいので、ひたすら重い印象が強くなってしまったのが勿体ない気がしました。
あるいは2199の時、サントラ1枚目に派手な目玉曲を詰め込み過ぎた反省もあるのかも?w
何はともあれ、まだ1枚目ですので、今後発売されるであろう2枚目3枚目、更に2199のサントラも全部合せて始めてしっくりくると思いますし、気長にお待ちしようと思います(^o^)



続いて、我が家でも三隻目の2202アンドロメダ級『アキレス』が就役です♪\(^_^)/
と言っても、年明けにプレバンから発売された1/1000キットではなく、メカコレの方ですね。
1/1000キットは場所を取るので、アキレスについてはメカコレで蒐集することにしました。
このパターンで行くと、アポロノームは1/1000キットで、アンタレスはメカコレで蒐集することになりそうですねw



本キットでは、1/1000キットとは異なり『アンドロメダ』『アルデバラン』『アキレス』三隻分のデカールが入っていますので、お好みの同級艦が製作可能です。
まぁ、正直言えば・・・・・・この点については1/1000のやり口の方がどうかしてると思いますけどねw



さてさて、キット本体のレビューですが、メカコレとはいえモールド・ディテール共に申し分なく、1/1000にも見劣りしない素晴らしい出来栄えです。
ここまでアップ画像にすると、さすがにアンテナの端部や波動砲口の厚みが多少気になってはきますが、肉眼で普通の距離で見ている限りは全く気になりません。



地味に嬉しいのは台座ですね。
艦の角度が変えられるのはもちろんですが、艦を支える棒が随分と長くなりましたので、下からの煽りの写真が俄然取りやすくなりました。



こうなってくると、来月の2202版ヤマトの発売もますます楽しみになってきますね(^o^)
先ほど言及した台座もアンドロメダと同じ形式になっています。
写真は以前製作した2199版のメカコレヤマトですが、艦首部フェアリーダー下のスジボリがなく、自分で苦労して彫ったりしていました。
しかし商品画像を見ると、今度はその点もばっちりクリアされている等、技術進歩がものすごいですね!!



そして、今月の模型紙にて発表されていましたが、本年四月に待望のカラクルム級のメカコレ発売決定です!!\(^_^)/
発売は、緑成型色の単艦発売(税込972円)と、緑成型色艦に加えてメーザーの旗艦をイメージした白成型色と組み合わせた二隻セットの限定発売(税込1836円)になるそうです。
噂通り、メカコレ・カラクルム級のサイズはメカコレ・アンドロメダと同スケールになるそうで、アンドロメダを実測すると14.4センチでしたので、カラクルム級は16.9センチになりますね。
どうやらガトランティス艦は当面、メカコレでの展開になるようです。
ま、2199のガミラス艦みたいに1/1000でポンポンと発売するには、ガト艦はどいつもこいつもデカ過ぎるんだもんなぁ・・・・・・(^-^;

すこしグチめいた話になってしまいましたが、今日(1月26日)23時からニコニコ動画で2202第一章の上映会が開催されます。
色んな方のコメントを見ながらワイワイと楽しい前夜祭になりそうですね(^o^)



さてさて、明日は待ちに待った四章初日です!!
ちゃんとお風呂に入って、明日のことを忘れてニンニク料理を食べちゃった人はコップ二杯牛乳を飲んでゆっくりお休み下さいませw
ではでは、相変わらずの寒気と降雪で大変な方も多いと思いますが、明日は安全を確保しつつ劇場で!!

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宇宙戦艦ヤマト2202 第四章初日に行ってきました(ネタバレなし)

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朝からなんばパークスシネマに第四章『天命篇』を観に行ってきました(^o^)
毎度のことながら、ウチのブログは公開一週間後である2月3日まではネタバレ禁止ですので、予めご了承下さいませm(__)m

今日予約していたのは11時からの上映回でしたが、少し早めの10時に劇場に到着していましたので、スムーズに限定BDを入手することができました♪
ただ、直前に発売延期が告知されていたパンフレットは2月2日から発売とのことで、来週末もまた来ないといけないですね(^_^;)



で、劇場には期待通り展示されていました!!2月発売予定のメカコレ2202ヤマトと1/1000アポロノームが!!(制作は『ききょうや』さん)
ただ、展示場所が以前から大きく変わっていて、窓際からホール中央に移動していました。
以前の直射日光も撮影時の天敵でしたが、今回は直上から強いライトが艦橋部にだけ・・・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ま、私の写真が下手なだけなのですが、おかげでまともな写真が殆ど撮れず、全く以ってすみません、、、



少なくとも展示されていたアポロノームの両舷には、発艦機構は仕込まれていなさそうでした。
艦首部は重力子スプレッドの差し替えも含めてそのままアンドロメダ級で、艦後部のみが新規パーツと思われます。
見た感じ、飛行甲板両舷の発艦口にもこれといった仕込みはなさそうでした。



着艦口です。
台座に展示されていた艦載機サイズからすれば、天井は低いですがちゃんと着艦できそうですw
ただ、この部分はもうちょっと高さがあった方が、パイロット的には嬉しい気がします(その分、被弾しやすくなるという考え方もありますが)。
通常、着艦はほぼ全自動でしょうけど、故障とか万が一のこともありますしね。
うーーーむ、主力戦艦や2202ヤマトを見慣れたせいか、アンドロメダ級のモールドが随分とあっさりしたものに思えてしまう(^^;)



続いてメカコレ2202ヤマトです。
今回、左右のフェアリーダーも開口されていると聞いた記憶があったのですが・・・・・・写真で見る限り開口されていないような?
残念だったのが、上からのライトが逆光になって細かいモールドとかが全然見えなかったのですよね。
艦首部のスジボリ具合が見たかったのですが・・・・・・。



艦尾側。
明らかにノズルの迫力が増してます。
第二副砲の下に第四艦橋が・・・・・・ちゃんとありそうにも見えますね。



さて、のっけから模型話ばかりになってしまいましたので、ネタバレせずに本編のことも少しだけ。
第3章までは、とにかくガトランティスのチートぶりや思考・行動の異常さ、底知れなさ、そして古代君の精神的重圧が半ば我が事のようにも感じられ、それが作品全体のトーンを重く辛いものにしていたと思います。
今回の第4章では、そうした重石がようやく取れ、遂に流れが変わる!というカタルシスが強く感じられると思います。
また、ここまで苦しんで悩みぬいた末の最後の決断と、そこに至る直前のプロセスがまた燃えるんです!!w
ヤマトクルーと共に2199から作品を見続けている我々ファンにとっても、万感胸に迫るものがあると思います。
あーーー!もう全部言ってしまいたい!!w
特に第三章を観て、第四章以降を観るのを躊躇っておられる方には、是非観ていただきたいです(^o^)

とはいえ、もちろん手放しで大絶賛する気もありませんで、細かいところでは気になる点も少しばかりありましたけど(ザバイバルの部隊とか)、めでたい公開初日にそんな無粋なことを言う必要はないでしょう(^o^)
そのあたりについては、来週以降ゆっくり取り上げていこうと思います♪
あ、あとキーマンの銃の構え方が、どう見ても舘ひろしだったというのはネタバレにはなりませんよね?w



そして、続く第五章の公開が5月25日からであることも告知されました。
本日から発売が開始された前売り券に付属したポスターには地球防衛艦隊の姿がありまして、そこに映ってる艦種が話題になりました。
大きなポスターでようやくはっきり確認することができまして、アンドロメダ級、ドレッドノート級、パトロール艦・・・・・・パト艦はお馴染みのゆうなぎカラーと巡洋艦カラーの2種類ですね。
あとは、後ろの方でゴマ粒のように映っているのは全部ドレッドノート級のようです。
残念ながら巡洋艦や護衛艦、駆逐艦や宇宙空母の姿はありませんね。

初日舞台挨拶によると、第五章の後半2話から地球防衛艦隊とガトランティス艦隊の大規模戦闘が開始されるそうですよ♪
2202開始以降、公開期間がどんどん伸びて、第四章では遂に一部劇場で四週間公開されることになりました。
でも、後半になると一日の公開回数や公開時間がどうしても限られてくるので、できるだけ早めの鑑賞をお勧めします(^o^)

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メカコレ カラクルム級の予約が開始されました(^o^)

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先週末に模型紙で発売告知が出されたばかりの2202メカコレシリーズ第三弾(1/1000アンドロメダに付属したゆうなぎから数えると第四弾w)であるカラクルム級戦闘艦の予約が早くも開始されています(^o^)

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発売はグリーンの標準色(単艦)と、標準色艦に白とグレーが特徴的なメーザー艦を加えた二隻セットです。
ちなみに、二隻セットの方は限定品の扱いとのことで、単艦発売に比べると再販がかかりにくい(かからない)のかもしれません。
単艦と二隻セットをそれぞれ買って、メーザー艦に随伴する形でグリーンの二隻を並べるのがオーソドックスな楽しみ方でしょうか♪
変わったところでは、メーザー艦、グリーンの標準艦、一話に登場した赤熱化(激おこ)バージョンの三隻で並べるのも面白いかもw
赤熱化バージョンは、黒系で全体を塗って、赤でスミ入れしたらいかがでしょう?



しっかし、アンドロメダの時もそうでしたけど、本当にこれがメカコレか!?ってくらの凄まじいディテールとモールドです。
設定全長の違いからキット全長もアンドロメダより少しアップして16~17センチになっていますが、ここまできたら多少のサイズ差はもう関係ないですよね(^_^;)
ちなみに、旧キットでは無数の子供たち(大人たちもだけどw)を絶望のどん底に突き落とした艦首部の八本のフィンは一体成型なのだそうです(つまり接着不要)。
その一体成型の部品の上から、艦首部をフタのようにはめる感じですね。
瞬間接着剤も満足に用意できなかった子供時代、ポロポロと簡単に落ちるフィンを必死に一本ずつセメダインで取り付けようとした頃を思い出すと隔世の感がありますね、いやはやテクノロジーの進歩とそれを支える人間の努力は素晴らしい!!



アンドロメダと比較すると↑くらいのサイズバランスになります。
噂では、ガトランティス艦はこのメカコレ・アンドロメダ基準の統一スケールで展開するようですが、カラクルム級以外の艦はどうなりますかね?
メダルーサ級はカラクルム級と殆ど同じサイズなので、有力な候補になりそうです。
あとはノイ・デウスーラ(換算全長24センチくらい?)やサイズ未公表の超大型空母ですかね?
さすがに超巨大戦艦は・・・・・・ないなw
300メートル級の前期ゴストーク級やナスカ級は換算全長が10~11センチくらいなので、こちらも普通のメカコレサイズなので問題はなさそうですね。
あ、ナスカはちょうど11センチ強でもう出てるかw
でもさすがにククルカン級やラスコー級は小さくなりすぎて、ちょっと厳しいかもしれませんね。
できれば・・・・・・ゼルグート級やデウスーラⅡ世級も出てくれたら嬉しいですけど。

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宇宙戦艦ヤマト2202 第五章 BD/DVD予約開始と5月発売キット妄想(^^;)

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最近は本当に予約が始まるのが早いですね(^_^;)
しかし予約開始はともかく、第五章公開予定日である5月後半まで本当に長いなぁ(;^ω^)
『久しぶりだね、ヤマトの諸君』というデスラーのセリフが実感できそうですw

さてさて、模型の方は2月に2202メカコレシリーズのヤマト、3月に1/1000アルデバラン、4月にメカコレ カラクルム級の発売が予定されているのですが、5月の第五章公開に合わせて発売されるであろうアイテムが気になりますね(^o^)
アレとかコレとか、予想と妄想が膨らむ一方ですw
多少真面目に予想すると、メカコレのコスモタイガーⅡの可能性が高そうに思いましたが、まだそんなに見せ場がないのが難点ですね。
ただ、第五章の後半は空母を旗艦としたバルゼー艦隊と地球防衛艦隊の大会戦のようなので――。
見せ場ベースで言えば、今のところはぶっちぎりに機動甲冑ですが、オリジナル版には登場していないという点ではB社さんとしても冒険になりそうなので、さすがにまだ5月はないかなぁ。
見せ場といえば、ノイ・デウスーラのメカコレも可能性がありそうですが、こちらはサイズと価格がネックですね。
うーむ、まったく根も葉もない妄想が止まらん、しかも楽しすぎるw
2月18日のワンフェスで何か発表されたりすと嬉しいですね♪

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宇宙戦艦ヤマト2202 第四章の感想とか思った事とか(ネタバレ含)

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さてさて、公開開始から一週間が過ぎましたので、そろそろネタバレ含みで行ってみようと思います(^o^)
SNSやネットの評判はもちろん、観客数データを見ても、上々の立ち上がりみたいで何よりですね♪
正直第三章は、観終わった後の鬱屈感があまりにも大きく、劇場で買って帰ったBDを観返すのも少し躊躇う部分がありました。
これに対して第四章は、第一章から第三章の間に積み上がった重く苦しい圧迫感が綺麗に払拭され、『ここまでのモヤモヤは今この時のためにあった!』と叫びたくなるくらいの解放感を味わうことができました。
また、その解放も『全員で背負う』という、2199でのイスカンダルへの旅路をずっと見続けてきたファンにも強くシンパシーを感じさせる作劇と台詞回しは感涙ものです(私も含め、そこで“撃沈”“決壊”しちゃった人も多いでしょうw)。
あのセリフを土方さんに言わせたのも『上手いなぁ』と思いました。
ある意味、土方さんは我々に最も近い立ち位置にいるキャラですものね。
ヤマトには乗らなかったものの、イスカンダルへの旅立ちから帰還、そして戦間期を経て現在までずっとヤマトとそのクルーたちを案じ、見守り続けたという意味では、最も観客に近い立ち位置の人物だと思います。
その土方さんが『全員で』と言うことで、観客もまた一緒に『背負い』『撃つ』んだという一体感が生まれたように感じました。

また第四章では、これまでバカバカしさすら覚えるくらいにチートな存在だったガトランティス側にも初めて綻びや危うさが露呈します。
その一環として個々のガトランティス人にも“個性”や“過去”が付与された訳ですが、この描かれ方も前述した波動砲発射前後の感動をより高質なものにしてくれていましたよね。
第四章全体の展開としては、テレサとの接触にも成功し、ここまで押される一方だったヤマト(地球)側にもようやく光明が射したように感じられた訳ですが・・・・・・これは次章で一度ガツンと奈落に突き落とす為の布石に思えてなりません(^_^;)
第五章の後半部はバルゼー率いる前衛艦隊と地球防衛艦隊の激闘が描かれるようなので、最後はやっぱり・・・・・・。
今のところ、白色彗星の方が地球に近い位置にいるので、上記の戦闘はヤマト抜きで展開する可能性も高そうです。
ただ、最後には大急ぎで帰還してきて、『相変わらず、荒っぽい連中だ』になるかもしれませんが(言うのは山南さんでしょうけどw)

おっと、少し気の早い話をしてしまいましたが、第四章のキーパーソンはやはりデスラーをおいて他にないでしょう。
印象に残る台詞も多くて、個人的には以下の二つが特に印象に残りました。

『時に取り返しがつかないからねぇ・・・・・・。感情に――愛に狂わされるということは』
『ただ――大帝の御心を臣下の誰が理解しているのだろうな?』

一つ目の台詞の『取り返しがつかない』対象が果たして何を指すのか・・・・・・。
自らの帝国とその臣民たちか・・・・・・まさかのスターシャ?
後者だったら私の専門外(笑)なので、置いておきます。
もし前者なら、たとえこの先、請われたとしても、デスラーが再びガミラスの総統に就くことは、彼自身の矜持としてない気もしますね。
むしろ一から新たな国家を築くべく、旅立ってしまいそうです。
もちろん、心底から彼を崇拝し、付き従おうとする者までは拒まないでしょうが。
もしや、だから赤いゲルバデス級が合流してきたのかな?w

二つ目の台詞は明らかに、2199時代の自分と周囲を思っての皮肉ですよね。
王の心は王のみぞ知る、独裁者の孤独は同じ独裁者だけが知る――とでも言うべきでしょうか。
その点、嘗て王であった漢であるだけに、ズォーダーというもう一人の王の内心について彼だけは何か感じ取っているのかもしれません。
デスラーについては、第三章のラストで『死体同然で宇宙を彷徨っていた負け犬』というガトランティス人側のやっかみの声が聞こえたこともあって、このデスラーも蘇生体ではないか?という意見もあるです。
実際、蘇生体のネタ元はオリジナル版の“ヤマト2”で『死体となって宇宙を漂っていたデスラーをガトランティスが回収し、蘇生した』というところから来ていると思います。
その点で言えば、元祖蘇生体(笑)であるデスラーが2202でも蘇生体である蓋然性は高いと思います。
しかし、もし本当に死体となっていて回収されたのなら『死体同然』という表現は使わないでしょう。
私的には、デスラーは死んではおらず、蘇生体にもなっていないと予想します。
もし蘇生体なら、ズォーダーはいつでもデスラーの意識に介在し、乗っ取ることすら可能ですので、わざわざ監視役としてミル君をつける必要性はかなり下がりますしね。
もちろん、ミル君はコスモウェーブが使えるという希少な特技持ちであることが第四章では分かりましたので、ミル君は寧ろそちらの能力を買われてデスラーにつけられたという可能性も残りますが。

さて、このコスモウェーブというワードは、第一章の時からテレサが旧ヤマト乗組員へメッセージを送る際に使用したとして登場していたわけですが、この第四章ではガトランティス側でも使用されていることがはっきりと明示されました。
おそらく、ズォーダーが距離と時間の壁を越えてリアルタイムに蘇生体を操ったり、情報を吸い上げたりできるのも、その特性上コスモウェーブを利用しているのでしょう。
ただ、ガトランティス人が皆、コスモウェーブを使えるということではなく、使える人間は限られているようです。
今のところ使えそうなのは、ズォーダー、ガイレーン、サーベラ―、ミルといったところでしょうか。
ガトランティス人ではないサーベラ―は別格として、他の三人は兵器としてのガトランティス人の中において、指揮統制を司るコマンダータイプという位置づけなのかもしれません(旗艦や指揮車両の通信能力が高いのと理屈は同じです)。
また、任意の個体にコスモウェーブ能力を備えさせることが可能ということは、ガトランティス人を造った文明人もまたより高度なレヴェルでコスモウェーブを自在に操っていたということでもあります。
そんな文明人って――二つくらいしか思いつかんよなぁ・・・・・・w

なんだか前半はともかく後半は感想ではなくなっていた気がしますが、第四章からは一部劇場では四週間も上映していますので、ボチボチと行きましょう。
今日は一旦ここまでにして、次回はすっかり見方が変わってしまったサーベラ―さんについてです(^o^)



昨日、発売が遅れていた第四章のパンフレットを購入してきました(^o^)
個人的には、波動砲発射に至る苦悶と決断の意味を福井氏が解説してくれる冒頭記事や、デスラーに追われたヤマトが陥った異空間とそこに存在した“ちくわ”の正体の考察記事、そしてそして2202アンドロメダとコスモタイガーの設定資料が見どころで、特に設定資料はメカ好きの方は必見です!!
(上の画像はあえて少しぼやかしていますが、実際はクリアです。小さい絵や字も多いので、一度写真に撮ってから拡大して見るのがいいと思います。)
なにしろコスモタイガーⅡのページにはMSV的な機体まで・・・おっと、誰か来たようだ。


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金剛改型宇宙戦艦(2203年改修型)

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【注記】
以下の文章は『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』時点の情報を元に一個人が書いた根も葉もない妄想駄文です。
当然、第五章以降のストーリーや公式設定とは一切関係しませんので、その点を予め御理解いただいた上で御笑覧いただけましたら幸いですm(__)m

金剛改型宇宙戦艦(2203年改修型)


 2202年末は、ガミラス戦役後の地球にとって新たな危機の予兆とも言うべき事件が相次いだ。

 ・八番浮遊大陸基地奪回作戦
  (地球防衛軍初のガミラス軍との大規模協同行動)
 ・ガトランティス軍カラクルム級戦闘艦 地球到達
  (太陽系及び地球の所在座標をガトランティス軍が認知)
 ・テレザート星へ向けヤマト出動
  (当初は艦単位の叛逆行動とされたが、後に地球連邦政府に追認)
 ・ガトランティス軍第八機動艦隊 第十一番惑星襲来
  (第十一番惑星開拓団・外洋防衛師団壊滅/ガトランティス機動艦隊は活動停止)

 僅か一か月程の間に重大事件が矢継ぎ早に発生していることが理解できるだろう。
 当然、これら事件に対するカウンターアクションも速やかに行われなければならなかった。なぜなら、これら事件の過程で帝星ガトランティス(ガトランティス帝国)の極めて高い侵略性と残虐性、そして圧倒的なまでの軍事力が明らかになっていたからだ。特に、十一番惑星に襲来した第八機動艦隊はカラクルム級戦闘艦を主力に構成され、その総数が万の単位に及んだことは、地球のみならず同盟国たるガミラス軍関係者までもを驚愕させた。

 当時の地球防衛軍(地球防衛艦隊)の基本ドクトリンは二つ――『波動砲艦隊構想』と『地球・ガミラス安全保障条約(通称:地ガ安保)』であり、二つの戦略は敵性勢力の侵略に対する短期的/長期的対応という点で表裏一体の関係性を有する。
 つまり、ガミラスからの本格的救援が間に合わない危機の初動においては波動砲艦隊を機動的に運用することで侵攻戦力を各個撃破しつつ(短期的対応)、長期的には大マゼランから長駆来援するガミラス基幹艦隊でもって敵戦力を包囲殲滅してしまおうという雄大なプランだ。
 こうした地球防衛軍の戦略構想に対し、予想される対ガトランティス戦の形態は完全に合致していた――しかし、敵の数があまりにも多過ぎた。
 当時、『波動砲艦隊構想』において想定された戦役初動における敵来襲戦力は数千隻規模に過ぎなかったのに対し、本格侵攻時のガトランティス軍予想戦力はそれを優に二桁以上上回るものと考えられた(『波動艦隊構想』において来襲艦隊の規模が当初数千隻と設定されていたのは、往時のガミラス軍余剰機動艦艇が約一万隻であったことに起因する)。

 また、より戦術的な観点で言えば、カラクルム級が示した異常なまでの強靭さも大きな問題だった。
 八番浮遊大陸基地奪還作戦の終盤、アンドロメダによる拡散波動砲射撃は敵味方識別を厳重に行ったことで、初見故に識別データになかったカラクルム級をターゲットから除外した。だが、直撃こそ免れたものの拡散波動砲の圧倒的なエネルギー奔流はその余波だけでも巨大なカラクルム級を焼き尽くすのに十分であり、この時点で完全に沈黙したかに見えた。
 しかし実際には、艦内には未だ生き残りの乗員がおり、艦の機能も多くが健在だった。復旧を果たしたカラクルム級は残敵掃討の為に接近してきたアンドロメダを掠めるように大加速をかけると、直前に地球へと長距離ワープを行った防衛軍艦艇を追ってワープドライブしてしまう。
 この際、アンドロメダは後部主砲にて咄嗟射撃を行い、その第二射がカラクルム級を捉えたものの、撃破どころか足を止めることすら叶わなかった。
 結果的に件のカラクルム級は、改装中の状態から無理やり稼働状態に持ち込まれた“ヤマト”の主砲射撃によってからくも撃破されている。
 だが、この顛末こそが地球防衛軍に深刻な懸念を抱かせることになったのである。



――地球防衛艦隊最新・最強艦であるアンドロメダの主砲を以てしても、カラクルム級戦闘艦は撃破できないのではないか?――

 その懸念を端的に言い表せれば以上のようになる。
 実際のところ、より旧式である筈のヤマトがカラクルム級を撃破できたのは射角や相対速度によるところも大きく、アンドロメダ級でも同様の条件であればカラクルム級の正面装甲を射貫可能であったことが後の調査によって判明したが、軍人という人種は何よりも戦場での実績を重んじる人々である以上、その懸念は容易には払拭されなかった。
 また、更に切実な問題として、アンドロメダ級ならばともかく、実質的な主力であるドレッドノート級やそれ以下の中小艦艇は、より小口径の主砲しか有しておらず、威力不足に対する懸念は一層深刻だった。
 アンドロメダ級以降の新型艦艇の主砲は射程と発射速度が何よりも重視されており、その陽電子ビームはエネルギー量こそ少ないものの、非常に高いエネルギー密度によって優れた非減衰性と貫通力を誇っていた。しかしその代償として、射貫後の破壊力においては、エネルギー量の乏しさから旧来砲に劣るというのが艦載兵器開発を所管する艦政本部の偽らざる評価であった。
 ガミラス戦役中に実用化された地球独自の陽電子ビーム砲――陽電子衝撃砲――はガミラスやガトランティスの砲熕兵器に対して相対的に高威力を誇り、それら列強艦艇の防御力・抗堪性に対して過剰なほどの破壊力を有しているという評価故に、新型砲では射貫後の破壊力よりも射程や速射性能というスペックがより重視されたのである。事実、新型砲は既知のガトランティス艦艇(ククルカン級,ラスコー級,ナスカ級)に対しては十分な威力を有しており、単位時間あたりの撃破効率は既存砲に数倍するというのが各種シミュレーションでの評価だった。
 だが、ガトランティス軍が新たに投入したカラクルム級は、ここまで概ね正しいと信じられてきた地球防衛軍の兵備開発方針を大きく揺さぶった。

――敵を撃破できない砲に存在意義はない――

 それは、ガミラス戦役において自らの砲威力の決定的不足から辛酸を嘗め尽くした地球防衛艦隊にとって当然且つ切実過ぎる主張であり、それ故に砲熕兵器を含む兵備行政全般を担当する艦政本部の混乱と動揺は大きかった。
 混乱のあまり、新型艦艇群の主砲を全て貫通後破壊力に優れる陽電子衝撃砲に換装するといった極端な意見も出たが、さすがにこれは即座に却下されている。必要な工業力や工期、資源といった物理的制約は勿論だが、カラクルム級追撃の際、金剛改型“ゆうなぎ”がほぼゼロ距離から三六サンチ陽電子衝撃砲を多数命中させたものの、目に見えるほどの損害を与えられていなかったからだ。
 事実、ヤマトに撃破されたカラクルム級の残骸を回収し調査した結果、陽電子衝撃砲であれ新型砲であれ、カラクルム級のヴァイタルパートを決戦距離内で射貫するには、最低でも16インチ口径以上の砲が必要と判定された。地球艦隊において之に該当するのは、ヤマトとアンドロメダ級を除けば、金剛改型の艦首砲(46センチ陽電子砲撃砲)のみであったが、本砲は艦首固定砲という特性と速射性能の低さから運用の柔軟性にやや難があるだけでなく、単装故に火力が根本的不足していた。カラクルム級追撃の際、ゆうなぎも本砲を使用することは遂になく、仮に使用していた場合、射貫は可能でもカラクルム級の艦体破壊は爆発威力の不足から達成できなかったであろうというのが調査と分析にあたった地球防衛軍艦政本部の公式見解であった。
 結果、半ば苦し紛れの決定ではあったが、仮に多数のカラクルム級が一斉に襲来してくるような状況が発生した場合には、通常火砲での撃破は断念され、『波動砲』を以て撃破するという方針が再確認された。
 しかし、その想定は一ヶ月も経たずして現実のものになってしまう。それも、彼らが“最悪”と考えたケースを数百・数千倍にした形で。



――主砲では撃破できない巨大戦艦が数十万、数百万の単位で押し寄せてくる――

 ガミラスの背中を追うように地域覇権国家への道を歩みだした地球連邦であったが、帝星ガトランティスの十一番惑星襲来はその覚悟と準備が如何に甘いものであったかを痛感させられる結果となった。
 襲来してきた帝星ガトランティス第八機動艦隊は二百五十万隻というガミラスですら未経験の圧倒的物量で構成されており、しかもその大半が数週間前に地球防衛軍を震撼させたカラクルム級戦闘艦で構成されていたからである。
 幸い、彼らは地球人には俄かには理解できない“芸”に走った挙句、ヤマトの波動砲とガミラスの置き土産――ゲシュタム式人工太陽――を組み合わせた次元波動エネルギー版EMP攻撃によって悉く無力化されたものの、それで地球防衛軍の受けたショックが和らぐ筈もなかった。
 もしもガトランティス軍第八機動艦隊が軍事的定石通り、その圧倒的大戦力で以って太陽系内各地に一斉侵攻を開始していたら、地球防衛軍と太陽系及び近傍に駐留しているガミラス軍(通称:在地ガ軍)は短時間で揉み潰され、太陽系の人類は根こそぎ殲滅されていただろうと判断されたからだ。
 二百五十万隻というどこかに常識を置き忘れてきたような数のカラクルム級戦闘艦を前にしては、二十隻や三十隻の拡散波動砲搭載戦艦など焼け石に水以下の存在でしかなく、どれほどシミュレーションを繰り返しても地球防衛艦隊は敵戦力の一パーセント未満の撃沈破を引き換えに全滅するという以上の結果は得られなかった。
 後に多くの史家は、この時のあまりにも強すぎる恐怖と強迫観念が、それまで比較的バランスの取れた編成を目指していた地球防衛軍の防衛力整備計画を極端な一方向へと暴走させるきっかけとなったと断じている。
 所謂『波動砲至上主義』の萌芽である。
 波動砲とその搭載艦艇を重視する『波動砲艦隊構想』の根幹は従来から変更なかったものの、その戦力整備方針は度重なる改訂により極端に先鋭化していくことになった。建造が進んでいた波動砲搭載艦艇は建造速度が更に引き上げられ、新規建造も追加に次ぐ追加が行われた。これに対応する為、2202年度より民生用に大きく配分比率が改められていた各種物資・資源・エネルギーを再び軍需用に集中する決定が下されている。



 『波動砲艦隊構想』における決戦戦術――統制波動砲戦――の主力はアンドロメダ級(A級)及びドレッドノート級(D級)とされていたが、この必殺の砲列を守護する存在として各種の中小型艦も多数建造中であった。これら艦艇は“補助艦艇”と定義付けられていたものの、その多くは個艦戦闘能力の極大化を目的に波動砲を装備しており、実質的には準主力艦としての機能が与えられていた。
 カラクルム級を睨んだ艦隊構想の改訂にあたり、これら補助艦艇群にも主力艦(波動砲艦)としての役割が明確に定められ、その結果、統制波動砲戦に組み込まれる艦艇数は一挙に数倍化することになる。
 しかし、この改訂にも問題はあった。中小艦まで組み込んだ波動砲隊列の大規模化は、隊列を防護する補助艦艇を決定的に不足させたからである。やむを得ず、新世代艦艇の配備進捗後は空間航路保護などの二線級任務への転換が予定されていた旧世代艦艇群(金剛改型,村雨改型,磯風改型)を補助艦任務に充当することが泥縄的に決定されたものの、その能力不足を指摘する声も大きかった。

 前述した通り、アンドロメダ級を筆頭とする新世代艦艇の主砲には新型ショックカノン『収束圧縮型衝撃波砲』が採用されていた。
 本砲の特徴はエネルギー密度の飛躍的向上による装甲貫徹力の強化と、減衰率の抑制による実質有効射程の延伸、更には一発あたりのエネルギー量低減による速射性能の向上であり、特に速射性能は砲身中間部に設置された陽電子収束器の併用により短時間ながら圧倒的なエネルギー投射能力を誇る。
 確かに、陽電子衝撃砲に比べて射貫後の破壊力に劣るというデメリットはあったが、それも異常なまでに堅牢なカラクルム級以外を相手にする場合には全く問題のないレベルであった。
 そうしたメリット/デメリットを考え合せれば、波動砲発射準備中の新型艦艇群に大挙して突撃してくるであろうラスコー級やククルカン級(八番浮遊大陸基地奪還作戦においても、装甲突入型ゼルグート級へ波状突撃を繰り返す両級の姿が確認されている)を駆逐しようとする場合、必要十分な威力を有し、既存砲よりも遠距離からより早いペースで敵を撃破可能な収束圧縮型衝撃波砲は最適な兵器だった。
 その点、新型ショックカノンであれ拡散波動砲であれ、一発あたりの破壊力には多少目をつぶってでも、速射性能と面制圧能力を極限まで追求した兵器であり、ある意味では数的劣勢を当然のものとして受け入れざるを得ない地球の戦略的環境が生み出した兵器と言えた。
 これに対し、旧世代艦艇の砲装備は従来型の陽電子衝撃砲であり、射貫後破壊力こそ申し分ないものの、射程や速射性能は新型砲に対して明らかに劣るというのが防衛軍内部での評価であった。
 こうした評価は、設計期間の短縮を目的に非波動機関搭載時の船殻設計をほぼそのまま流用したが故の能力不足として語られることが多く、事実そうした純スペック的要因も一部にはあった。しかし実際には艦艇を取り巻く戦術・戦略環境の変化が要因としては大きかった。



 2202年半ばまで増備が重ねられた旧世代艦艇群の建造目的は、まずもって列強の一線級艦艇に戦闘力で伍する艦をできるだけ早期に、できるだけ大量に整備することであった。次元波動エンジン実用化以前の旧世代艦艇は、出力重量比の小さい機関しか搭載することができず、その必然として艦の規模も限られるという制約があった。しかし、ガミラス帝国からの技術供与により小型次元波動エンジンの開発に成功したことで、これらの艦の戦闘能力は文字通り激変した。地球独自の陽電子砲である陽電子衝撃砲と各種宇宙魚雷の大威力によって、こと個艦レヴェルでの戦闘能力においては諸列強の同規模艦艇すら上回る艦を有することが可能になったのである。
 もちろん、これら戦後になって急速建造された艦の大半が、嘗ての極東管区(日本国)で設計された艦をタイプシップとしている点については、あまりに“政治的過ぎる”として連邦内での批判も少なくなかった。実際、金剛型にしても村雨型にしても最初の基本設計から既に三〇年以上が経過した“老朽艦”であり、世界各国に目を向ければヤマト型程ではないにしても、より新しく先進的な設計を有する艦も多数存在した。にもかかわらず金剛型や村雨型が戦後第一世代戦闘艦のタイプシップとして大々的に採用されたのは正に“政治”以外の何物でもなかった。
 戦役中のヤマト計画の成功と戦後の時間断層の発見、軍需工場化は、紛れもなく旧・極東管区によって達成された輝かしい成果であり、それがそのまま新生地球連邦における極東管区の権威と発言権として顕在化していたのである。
 だが、そうした批判も旧世代艦への次元波動エンジン搭載成功と大量配備を前にしては常に霞みがちだった。2201年以降、地球連邦加盟各国へ供給が開始された新造艦艇群は、各国からの批判を封じるのに十分な物量と性能を両立していたからだ。
 事実、再建から僅か三年余りにも係らず、第八浮遊大陸基地奪還作戦に地球連邦が投入した戦力は殆ど根こそぎ動員ではあったものの五百隻を遥かに超え、その中の一隻である金剛改型宇宙戦艦『ゆうなぎ』は肉薄雷撃によって自らの2倍以上の全長(規模で言えば8倍以上)を誇るメダルーサ級殲滅型重戦艦を単独で撃沈する等、砲雷撃戦における本型の高い攻撃能力を遺憾なく発揮した。

 だが、地球を取り巻く戦略環境の激変は、これら大幅な性能向上を達成した筈の旧世代艦艇群にも容赦なく襲いかかり、彼女たちに更なる変化を強いることになった。言わば『小艦よく大艦を屠る艦』から『少数を以て大軍を食い止める艦』への変化だ。
 良くも悪くも2201年以降の地球防衛艦隊は波動砲艦隊を中核として構成されていた。より端的に言えば、その戦略、戦術、戦力、更に遡って艦や機体、それらの装備品の調達・開発方針に至るまでの全てが、いかにして波動砲艦隊の隊列を維持しつつエネルギー充填時間を稼ぎ、万全な波動砲射撃を成功させるかを第一に練り上げられたと言っても過言ではない。
 もちろん、宇宙軍という組織が本来果たすべきとされる自勢力圏の保安維持や空間航路防護にも予算と人員が投入され、一定以上の作戦遂行能力を有してはいた。しかしそれはあくまで“副次的”にしか過ぎない点が極めて異色だった。いや、同盟相手であるガミラス帝国軍からは最早異常とすら捉えられていた。
 だが、僅か数年前にほぼ全ての宇宙戦力を失い、母星が滅亡に瀕したことを思えば、彼らが極端に走ったのも無理はなかった。容易に千や万の単位での戦力動員が可能な巨大星間国家に対し、未だ単一星系国家に過ぎない彼らが投入可能な戦力は(時間断層により破格の規模に達した工業力的にはともかく)人員面で百の単位が精々であり、侵略勢力に対して1/10や1/100の戦力で戦わなければならないのは、最初から確定事項だったからだ。
 圧倒的な戦力格差が存在する以上、母星系に対して大規模侵略を受けた際、彼らが選択可能な最も確実な邀撃方法は、自らの戦力集中度が最も高くなる自星系近傍もしくは自星系内で敵侵攻戦力を迎え撃ち、ひたすらこれを叩き続けることだった。もちろん、甚大な付随被害が発生するのも確実であったが、少なくとも連邦首脳部では、それは看過すべき犠牲と認識していた。その点、“滅亡”の恐怖とリアリティーが未だ生々しい時期であっただけに、国家としての意思は極めて冷徹且つ率直だった。



――たとえ自らの血で血塗れになろうとも、一人でも多くの敵を倒し続けよ。巨大な敵が厭戦気分に駆られるまで――

 こうした思考に基づいて作り上げられた組織とドクトリンを、ガミラス人たちが異常と捉えたのはある意味当然だった。戦略環境において、彼らは地球人とは正反対の地平に立っており、自らが“滅亡させる”ことは想像できても、“滅亡させられる”ことをリアルに想像できないからだ。
 その全てが、国家滅亡を賭けた『決戦』の為に築き上げられた組織――それがガミラス戦役で壊滅した後、ほぼ一から再建された地球防衛軍という組織であり地球防衛艦隊という戦力だった。
 彼らの徹底ぶりは、フラッグシップである二種類のアンドロメダ級にも色濃く表出している。一般的にアンドロメダ級は、波動砲を連装で装備した特徴的な艦容や初陣における波動砲射撃の光景があまりに鮮烈であった為、波動砲艦隊(波動砲隊列)の中核と認識されることが多いが、それは部分的には正しくとも、全てを言い当てている訳ではない。
 アンドロメダ級の艦種カテゴリーである『前衛武装宇宙艦』とは、最新最先端の武装を装備しているという意味だけではなく、ドレッドノート級を主力として構成される波動砲隊列――その文字通りの“前衛”として隊列防護を担うことをより重要な任務としているのである。
 より長射程・高発射速度を誇る新型ショックカノンも、ヤマトを遥かに超える防御力と継続時間を有する波動防壁も、ガトランティス軍の投擲兵器の転送座標を狂わせる重力子スプレッドも、空母型の四八機という圧倒的な同時発艦能力も、全てが波動砲隊列がエネルギー充填を完了させるまでの限られた時間、戦場を支配し、波動砲隊列を守り切る為の装備であり、長時間の経戦能力をある程度犠牲にしてでも瞬間的な戦闘能力を最重視した装備であった。
 その点で言えば、アンドロメダ級は波動砲隊列にとって最後の守護者であると共に、その一際目立つ巨躯によって敵戦力と砲火を自らに誘引するための囮でもあった。
 新生地球防衛艦隊の象徴とされたアンドロメダ級ですらそうである以上、他の補助艦艇については言うまでもなかった。補助艦艇群はアンドロメダ級よりも更に前方にあって、波動砲隊列の壊乱を企図して突撃してくる圧倒的多数の敵中小艦を排除することが第一の任務とされた。
 だがそれは、新型の中小艦艇から本任務を引き継ぐことになった旧世代艦艇群にとっては荷の重い任務であった。彼らの建造コンセプトはあくまで一対一の状況で同クラスの艦艇と攻防性能で渡り合う、若しくは圧倒することであり、一対多数の数的劣勢下で敵を制圧・駆逐することではなかったからだ。
 こうした(ある意味過剰な)性能再要求に応えるべく、旧世代艦艇群の改修計画が慌ただしく立ち上がったものの、期待された性能や役割に比して、投じられたリソースは限られたものでしかなかった。言うまでもなく、地球連邦が投入可能なリソースの大半はこの時期、新型艦艇(波動砲搭載艦艇)の増産につぐ増産で食い潰されていたからである。
 結果、改装メニューとしては最も効果的と分かっていても、時間と資源、工業力を大きく消費することになる次元波動エンジンの換装は真っ先に諦められ、最終決定された主要改修項目は以下の三つとなった。

 ・艦首砲を除く陽電子衝撃砲の収束圧縮型衝撃波砲への換装
 ・新型射撃管制システムの搭載
 ・主推進ノズルを大口径高効率型ノズルへ換装



 金剛改型の場合、25.4センチ(10インチ)口径の収束圧縮型衝撃波砲を三連装砲で四基、計一二門を装備する。口径こそ改装前の36センチから大幅に小口径化したものの、その速射性能は改装前の三倍以上に達した。
 過去、後期に建造された金剛改型の数隻がドレッドノート級用装備のテストベッドに供され、D級と同じ12インチ砲を連装四基八門搭載して各種テストを行った。しかし、エネルギージェネレータの出力不足から全門斉射時には目標の速射性能を達成することができず、再改修にあたっては十分な速射性能が発揮可能な10インチ砲が採用されたという経緯がある。
 尚、テストベッドとなった金剛改型の内二隻は、D級用新型波動砲のプロトタイプを艦首に装備し、単体での発射試験は勿論、二門同時発射時の空間への影響調査やアンドロメダ級用連装波動砲開発に貴重なデータを残した。艦の規模が限られる金剛改型に無理やり波動砲を搭載したことで、乗員の居住区やミサイル・魚雷用弾薬庫は大幅に削られ、重量増による操艦性の悪化は無視できないレヴェルにあったが、新型波動砲の大威力を買われ、この二隻は全テストプログラム終了後、内惑星艦隊に配備されている。

 収束圧縮型衝撃波砲の装備と合せて、射撃管制用電算機も新型への換装が行われた。拡散波動砲実用化時に開発された新型量子コンピュータ――タキオン電算機――がそれで、同時に三〇〇目標の脅威評価・追跡・照準が可能であり、ショックカノンと宇宙魚雷をフルに活用すれば十五目標の同時撃破が可能と判定されていた。
 こうして強化された同時多目標攻撃能力をより有効に活用すべく、更に機動性能の強化が図られた訳だが、幸い、この点についてはヤマトの第一次近代改修が大いに参考となった。
 ヤマトの改修も、次元波動エンジンには手を加えない方針で計画が策定されており、噴射ノズルに新規開発された大口径・高効率型ノズルを採用することで推力向上が図られている。
 改修によりヤマトは各部の装甲増厚や新装備の搭載で大幅に質量が増加していたものの、実質的な速度性能は改装前を上回っており、それはシュトラバーゼでのガミラス反乱勢力――反ガミラス統治破壊解放軍――との戦闘でも証明されている。本戦闘においてヤマトは高速機動によって常に戦闘のイニシアチブを握り続け、九隻のクリピテラ級とゼルグート級の各個撃破に成功していた。その成功は、臨時にヤマト指揮権を継承した土方宙将の果断な戦闘指揮と、島航海長の熟練した操艦技術があってのことではあったが、それと同時に、快速で鳴らすクリピテラ級に対して、容易に頭を押さえさせなかった改修後のヤマトの機動性能も特筆されるべきだろう。
 この大口径・高効率ノズルの更なる改良型が旧世代艦艇の改修にも採用され、機動性能向上に大きく寄与することになった。改修は艦尾E-472ブロック以降を新造ブロックに置き換える形で施工される為、改装対象艦がドック入りする前に新造ブロックが完成していれば、改修期間を大きく短縮することができた。



 以上の改修計画が大車輪でまとめられるのと並行して、試験を兼ねた第一号改修対象艦の選定が慌ただしく行われた。
 白羽の矢が立てられたのが、当時艦隊籍から離れ、防衛軍司令部の直轄艦となっていた金剛改型宇宙戦艦『ゆうなぎ』だった。
 ゆうなぎは第八浮遊大陸基地奪回作戦の最終段階において発生したカラクルム級戦闘艦の地球強襲に際して、防衛軍艦艇では唯一、カラクルム級の追尾、接敵に成功した艦であった。単独でのカラクルム級阻止こそ為し得なかったものの、カラクルム級を撃破したヤマトの砲撃が彼女から送信された座標データに基づいて行われたことを思えば、本戦闘におけるヤマトに次ぐ殊勲艦であることに間違いはなかった。
 しかし、この際のゆうなぎの行動がゆうなぎ艦長の完全な独断専行であったこと、地球防衛軍がカラクルム級の地球到達の失態を糊塗しようとしたことも重なり、彼女の“戦果”が公になることも正当に評価されることもなかった。
 更にゆうなぎにとっての不運は続く。
 彼女の艦長以下複数の幹部乗員が防衛軍司令部の方針に反発、出奔同然にヤマトを駆ってテレザード星へと旅立ってしまったのである。その結果、ゆうなぎと残された乗員たちは即日で艦隊籍を解かれると共に、防衛軍警務隊の厳重な監視下に置かれることになった。
 程なくヤマトの行動が地球連邦政府に追認され、ゆうなぎと乗員たちもようやく監視を解かれたものの、その存在は暫く放置され続けた。
 当時、防衛軍の艦隊籍にはD級をはじめとする新鋭艦が続々と配備されており、艦長や科長級の士官はそうした新鋭艦に優先して配属されていた。それどころか、士官の絶対数が全く足りず、役職に対する深刻な階級のデフレーションが発生していた程だった。そうした状況では、新鋭艦の配備により二線級への格落ちが確実な旧世代艦艇へ後任の艦長や科長が速やかに配属される筈もなく、それどころか固有の乗員まで他艦へ引き抜かれ始める始末だった。
 また、ゆうなぎ自身もカラクルム級を阻止した際の接触により、中破相当の損傷を負っており、その修理にも手が付けられていないままだった。ゆうなぎの損傷は、当初はカラクルム級に衝突した艦首部のみの小破と判定されていたが、後の精密調査によってオーバーブースト状態を強引に継続した主ノズルが異常加熱によって大きく歪んでいることが判明、損害判定が一ランク上方修正されたのである。
 修理の目処も立たず、一時はこのまま廃艦処分にされるのではないかとまで噂されたゆうなぎであったが、波動砲艦隊構想の改訂が彼女の運命を一夜にして大きく変転させることになる。
 金剛改型のヴァージョンアップ改修は、改修期間を短縮する為に、事前に準備した新造パーツや新造ブロックへの換装が主であり、損傷したゆうなぎを修理する際、調達上最大のネックとなっていた主ノズル部をそっくり取り換える計画だったことも彼女にとって有利に働いた。どうせ丸ごと交換する必要があるならば――という訳だ。
 改修工事は一度全乗員を退去させた後、極秘の専用工廠(とだけ乗員たちには説明された)で僅か十日という短期間で完了した。
 十日後、改修と合わせた各部の修理も完了し、真新しい塗料の香りを漂わせて出渠してきたゆうなぎの姿に、乗員たちは一様に感嘆の吐息を漏らしたという。



 林立する無数の砲身と大直径化した主ノズルの迫力は艦の印象を一変させ、機能美と同時にどこか優美さを漂わせていた改修前の金剛改型に、禍々しいまでの戦闘的オーラをまとわせていた。
 そして、実際の能力もその印象を全く裏切らなかった。改修後の彼女の砲装備は明らかに中小型艦キラーを指向しており、その代償として対大型艦艇戦闘能力はある程度限定されると考えられていたものの、必ずしもそうとは言い切れなかった。むしろ強化された機動性能により、大型艦への肉薄雷撃が相対的に容易となったとも言える。但し、そうした果敢且つ危険度の高い戦術の実施には(八番浮遊大陸基地奪還作戦時のゆうなぎがそうであったように)、指揮・砲雷・操艦・通信いずれにおいても高い技量が必要であり、そうした人員の確保こそが至難であったが――。

 改装後のゆうなぎにも、ようやく欠員のままだった幹部乗員が相次いで着任し、新艦長には応召の老三佐が就任した。
 彼はガミラス戦役終盤、戦傷の悪化から軍から退いていたものの、ガトランティス軍による第十一番惑星侵攻後、地球連邦政府の戦時体制移行と防衛軍の予備役動員により現役復帰を果たしていた。退役の直接原因となった戦傷は、戦後ガミラスからの技術供与により長足の進歩を遂げたサイバネティックス技術によって治療を済ませており、“これではガミラスさんに文句も言えんな”というのが口癖だった。

 着任早々、彼は最古参の宙曹長の案内で艦内を隅々まで巡視した後、在艦の全乗員を第一砲塔前に集合させた。そこで彼は形通りの着任の挨拶を述べた後、こう繰り出した。

『貴官らの無念は良く分っている。
 誰もがヤマトに命を救われた。だからこそ我々は、今ここでこうしていられる。
 だが――その事と、貴官らや“ゆうなぎ”が受けた屈辱は全く別だ。
 この“ゆうなぎ”を置いていった事を、皆でヤマトに後悔させてやろうじゃないか』

 この訓示に、一瞬その場は水を打ったように静まり返ったものの、次の瞬間、全乗員が勢いよく踵を合せて新艦長へ最敬礼を行った。
 彼らの誰もが、前艦長をはじめとする旧ヤマト乗員に対して尽きぬ敬意を抱き続けていたものの、その内心深くでは“置いていかれた”という負の感情が燻り続けていたのである。そうした乗員たちの、口外することすら憚られる鬱屈を見て取った新艦長は、それを全乗員に向かって最もあけすけな言葉で表現することで、一瞬で公知のものとしてしまったのである。
 明快な目標を与えられた人間は強い。
 この日を境に退廃的なものすら流れていた艦内の空気は一変し、新装備の慣熟訓練を含めたゆうなぎの再戦力化は急速に進捗した。良く知られている通り、ゆうなぎ初代艦長『古代 進』という人物は、あらゆる意味において評価の毀誉褒貶が激しい士官であったが、部下の養成と指導についてはほぼ例外なく高い評価を得ていた。ゆうなぎ乗員は実戦経験に乏しい若年の士官や兵が大半を占めていたものの、古代前艦長の薫陶を受けた彼らの基本技量は同時期に就役した同型艦と比較しても頭一つ頭抜けており、訓練再開後の練度向上も急速だった。
 そして訓練再開の一か月後には、ゆうなぎのパトロール艦隊編入が決定する。白色彗星の認知以降、太陽系外縁部の早期警戒網は大きくピケットラインを前進させており、また、多重的且つ冗長性の高い警戒網への発達・強化には、より多数の艦が不可欠だったからだ。
 時に2202年2月、テレザート星からの汲み上げた膨大なエネルギーにより空間跳躍を果たした白色彗星が太陽系へ来襲する直前のことであった――。



久しぶりの設定妄想でしたが、いかがだったでしょうか?
よりにもよって、数か月後には全否定されることが確実な現在進行形の作品に手を出すなんて、我ながら物好きだなぁと思いましたが、思いついてしまったのだから仕方がない――ということで、ご笑覧下さいませ(笑)

今回のアイデア(コンセプト)は極めてシンプルです。
旧世代艦艇に波動エンジン搭載したならば、誰もが想像するであろう砲身式のショックカノンと大口径ノズルを実際に搭載してみた――といったところです。
本当は艦橋部もパトロール艦っぽいマストにしてみたいという気持ちもありましたが、デザイン的なセンスに自信がなく、潔く断念しましたw
あとは、そのコンセプトが設定的に少しでも妥当と感じてもらえるように文章的な肉付けをセコセコと行っていきました。
とはいえ、文章のかなりの部分が地球防衛軍のドクトリンの説明に偏っているのは、いつもの私の性癖だと思って何卒ご容赦下さいませ。
言っていることは、これまで細切れにブログの記事で書いてきたことばかりですが、ようやく一つのまとまった文章にすることができました。

コンセプトと言えばもう一つ、『その後“ゆうなぎ”はどうなった?』というのもありました。
これはまぁ、『その後、シャアザクはどうなった?』にも通じる鉄板ネタな訳ですが、シャアザクと違うところは、主人公たちが離れた後も、固有の乗員が残されてしまうという点でしょうか。
残された乗員たちは、ヤマトの叛乱の嫌疑が晴れるまで、かなり厳しい扱いを受けたんじゃないかなぁと想像しました。
芹沢たちにしてみれば、古代の薫陶を受けたゆうなぎ乗員がサボタージュや、古代たちに対して何らかの支援を行ったりすることを懸念する筈です。
良くてこれ見よがしの監視や行動規制、悪ければ身柄を拘束されてしまうでしょう。
そんな仕打ちを受けたゆうなぎの乗員たちが前艦長にどのような想いを抱くか・・・・・・そうした点について想像したことも、本設定妄想を書いた要因の一つですね。
多分、古代くんの方でもゆうなぎ乗員のことは気にしてるんじゃないかなぁーと思ったり。
できることなら、ゆうなぎの乗員たちも上手く感情を整理して、帰還してきたヤマトと轡を並べられたらいいですね。

――貴艦ノ帰還ヲ祝ス。次アラバ、先陣ハ我等ニ任サレタシ――

みたいなw

ところで、本文を読まれた方の中には、再改修後のゆうなぎについての言及が物足りないという方もいらっしゃるかもしれません。
これは意図的なもので、あれこれと書きかけてはみたものの、このクラスがどれほど奮闘したところで、ガトランティス戦において決定的な役割を果たすことは難しいと考えたからです。
別に本型の能力不足をくさしているのではなく、ガトランティスの侵攻が速すぎるんです。
せめて本格侵攻が半年か1年先なら再改修艦がかなりの割合を占めて、構想された通りの編成と戦い方が可能になると思いますが、第五章の予告を見る限り2203年の2月とか3月とかにはガトランティス軍が殺到してきそうな勢いですし。
時間断層があるとはいえ、1か月程度では改装と改装後の慣熟訓練がとても追い付かないと思いますので、再改修後の艦の姿は全艦隊中にちらほらと見える程度でしょうか。

でもまぁ・・・・・・一個艦隊が250万隻の敵を前にしては何をしたところでw
ただ、デスラー砲(ハイパーデスラー砲?)が第八機動艦隊の残余を具体的な数は不明ながら一撃で消滅させていたので、2202世界においては波動砲や拡散波動砲、デスラー砲の威力というのは一門でも千や万の単位を消し飛ばせることになっているのかもしれませんね。
もしそれが確かなら――この波動砲の威力の方がよほど『続編潰し』になる気がします。

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